為さずして成るか?

アベノミクスで「給料」が上がる・・・こんなことを考える「バカ者(言葉の下品さは許して欲しい)」が、以外に多いのだな・・・今朝の世論調査の数値に感じたことだった。勿論、世論調査を、そのまま信じるつもりはないが、「期待が13%」そして、「不満が80%弱」となると、調査の方法の如何に関わらず、不満が多いのだと考えても大きく外れるものではないだろう。

アベノミクス無くしても企業の「社内留保」は増え続けていた・・・つまり、デフレからの脱却から抜け出せない不安が生んだ行動である・・・民主党の愚かさは、この判断が出来なかったことにある。イオンとの繋がりのある「岡田・元代表」を有していて、この様・・・企業の不安は、デフレから脱却しつつあるがに見える現状が続くのか、失速するのか・・・の判断にあって、まだまだ、「社内留保」への志向が強い・・・給料に反映しない大きな理由だろうと、私は推察する。

昭和30〜50年代なら、労働組合が、そろそろ「闘争」の準備を始める頃だろう。社会党も、党勢拡大、次の選挙を睨んで、労働組合の「尻」を叩き続けているころである・・・何時、国鉄が、私鉄がストをするのか・・・職場の旅行などの日程に、その予想を組み込むのも、幹事の重要な判断だった。先輩たちや、職場に渡される報奨金を使っての職場の旅行・・・家族は関係ない・・・色々な事件が起こり、日頃の中の良い二人が大喧嘩を始めたり、旅先の器物を壊したり・・・楽しい思い出が沢山できる旅立った・・・そして、そんな先輩に叱られたり反抗したり・・・色々な事も教わった・・・給料が上がる・・・定昇ではない、ベースアップのことである・・・職制も、表面で「ストを押さえるgestureを見せながら、内心で、スト待ち・・・・」。そんな大人の裏表をしるのも、若者の学習だった。

ストライキも、人間関係が希薄では行えない・・・時に発生する、共産党による「スト破り」が余り成功しなかったのも、理屈ばかりで、一般労働者を見下していた共産党細胞の面々への面当てでもあったのである。

少し、話が外れた感があるが、決して外れていない・・・給料は、収入は、黙っていて増えるものではない。もし増えたとしても、それは欺瞞的な増収である。匙加減に誤魔化されただけのこと・・・一人一人が、砂山の砂の様な関係では、何事も為し得ない・・・さらさらの砂は、しっかり握れば握る程に、指の間から逃げる・・・形にならない。西部邁が、個に固執した人間関係の愚かさを言う時に、よく使う比喩である。

古いphraseだが・・・「若者よ! 団結せよ!」と呼び掛けたい。沈黙からは何も生れない。無関心からは悲惨な状況しか生れない・・・そして、先にあるのは「闇」である。老人は、放っていても近い中に消える。若者は、次々に生れる・・・声なき者、行動なき者、思考なき者に与えられるものはない。アベノミクス・・・決して弱者を救うものではない。眠りから覚めない、本来的な強者を覚醒させる政策なのである。君が、本来的、生来的な弱者なら、アベノミクスは、君とは無縁のものである。勿論、左翼の欺瞞的空虚な夢とも無関係・・・秘めた強者の力を覚醒させる政策・・・それがアベノミクスであることを、今一度認識すべきだろう。給料が上がらないのではない。君が、上昇を妨害・阻止しているのである・・・と認識せよ!