ロシアの正体


ロシアは、建国以来、強奪、侵略、拉致・・・国家権力としてなし得る全ての悪辣な行為で維持され、自衛されてきた国家である。シベリア開発の歴史には、ロシア人の名前は殆どないと云う。何故なら、近隣の弱小国に戦争を仕掛け、そこで得た捕虜をシベリアに送り込み、労働力として酷使したからである。

1945年8月9日・・・Americaを筆頭にする、ロシアの連合国の承諾もなく、突如として満蒙になだれ込み・・・宣戦布告もなく・・・多くの日本人開拓農民のみならず、在地の中国農民をも戦火に巻き込み、そこに駐留していた日本軍を捕虜とし、ハーグ条約を無視してシベリアに拉致・・・少なからぬ犠牲を強いた。加えて、北部朝鮮に駐留していた「一個師団」を、そっくりそのままシベリアに抑留・・・南部のAmerica軍に投降した師団は、程なく日本に帰国・・・し、シベリアの極寒の犠牲とした。

私は、この抑留には、少なからず、日本の高級軍人、政治家が関わっていた・・・つまり、ロシアの悪辣さを承知の上で、しばらく、日本国内に入れないための処置であったと、疑わない。

満蒙にしても、特に北部朝鮮の師団は、殆ど無傷のままであり、南洋で、America軍に痛めつけられた「兵隊」とは、全く違った能力を保持していたはずである。この「将兵」が、日本国内でCoup d’étatを起こしたら、折角のPotsdam宣言受諾の意味が霧消する・・・敗戦に加えて「内戦」が勃発しかねない・・・この判断があっても、不思議ではない・・・だから、独立回復後も、現在も、シベリア抑留に関して、政府は、強い態度で抗議出来ない・・・・況や、当時の社会党共産党にとって、ソヴィエット・ロシアは、尊敬すべき、そして夢の国だったのである。Stalin思想の教育をしっかり身につけてから帰国して欲しい・・・そんな考えだったと言って疑いはない。

そのStalinロシアが、80年足らずで崩壊・・・当時の社会党共産党の指導層は口をつぐんだまま、今日に至る。シベリア抑留者への見舞金・・・たったの二百万円・・・に、異議を唱えなかったのが、せめてもの成長ではあるだろう。

北方四島・・・沖縄に米軍を駐留させているので、俄かに「返せ・・・」と云うのは無理があるだろう。しかし、終戦時のあらゆる会議体、協議でも、四島は日本の領土である。これについて言えば、親・ロシアの鳩山由紀夫の発言が「売国奴」的なのが気になるが、その祖父が、ロシアに自らの政権を求めて、吉田茂の足を引っ張ったあたりで、日本の進路は誤ったと云うべきである。吉田茂は、ロシアにまともな政権が誕生するまでは・・・こう長く掛るとは思っていなかったらしい・・・ロシア政権を相手とすべからず・・・の考えだった。普天間で失敗した鳩山由紀夫が、からくも言った・・・親・ロシア政権を確かなものにしたかった・・・と。つまり、民主党は左翼政権なのであろう。

現ロシアは、Stalinロシアからの脱却を殆どしていない・・・食糧危機を脱して、調子よく踊っているだけである。天候が不順になれば・・・地球温暖化が進行すれば・・・技術の浅いロシア農業は崩壊する・・・その時、ロシアの農民は、カラマーゾフ化する。つまり、農奴化するという事。

いま、ロシア政権の焦りは、四島に投資する企業化が現れないことである。日本に返還されれば、日本人投資家は”ごまん”と現れるだろう。本国から、荒波を乗り越えて資材を運ばねばならず、此処で暮らす人々の福利厚生施設も必要になる・・・日本の企業化なら、helicopterでひと飛びなのである。資材も人材も、この島には供給されないだろう。加えて火山島である。いつ何時「新燃え」状態にならないとも限らない・・・そんな島に、ロシア(モスクワ)からはるばる渡ってくる馬鹿が居るか・・?

あせることはない・・・・事ある毎に「悪口雑言」を浴びせておけばよい。菅直人・・・久々のクリーンヒットだったと、私は評価したい。