民主党という党・・・・Copy

民放各局の芸人頼みのnews報道に苦言を呈している、最近だが、土曜、日曜の遅い時間帯に、BS放送にチャンネルを選ぶと、結構な陣立てで、真面目にnewsを伝えていることを知った・・・・お前は馬鹿だと云われれば、返す言葉はない。ただ、私にとっては就寝の時間帯なので、録画を忘れると、見逃してしまう・・・・。

昨夜のBSーTBSのサンデースコープ・・・・サタデイスコープもあるらしい・・・・NHKのsportsnewsで、ソフトバンクの勝利を確認してから、チャンネルを合わせたので、途中からの視聴になった。その内容から・・・・・
曰く・・・・民主党に欠ける「3項目」・・・・
その1;モラルがない・・・・被告人を慕って門前市をなす現状・・・・小沢詣で・・・・。

その2;政党の政策綱領がない・・・・
「実行の裏付けがない」と云うべきか・・・・つまり、国外、最低でも国内・・・・等のことを言うのだろうか・・・・温暖化ガス、25%減も、その一つだろう。今や、自然保護団体も、温暖化ガスの問題には沈黙・・・・如何に思想性のないsloganだったか・・・。

その3;政策決定システムがない・・・・
つまり、そのシステムは、自民党に倣えば、似非システム程度は可能なはずだが、それを作ると・・・立ち上げると・・・それは、即・政党分裂になるのだと云う・・・其処で生れたのが「政治主導」・・・・内閣の政策が、党の政策と云う名分を作ったのだが・・・・・議院内閣制とはいえ、内閣=与党・政党・・・とはならない。伊藤博文が、政党政治に最後まで抵抗したのは、そも難しさを、プロシャか、オーストリアの先生から聞かせれていたからではないか・・・・つまり、政党が、全てを内閣に任せるはずがない・・・・内閣と政党とは、可なりの所、確執を有するものである・・・・挙国一致・・・を理想とした伊藤にして、政党政治を認めるには、可なりの勇気を要したのだと、私は思う。その弱点を、山形有朋に突かれ、それが、昭和の軍閥台頭を招いたのではないか・・・今、私は、そう考えている。

恐らく、自民党は、それなりに学んだ人たちの集団である。何事か不満があると、「赤旗」を振り回す労働者、左翼の集団とは、その教養に大きな格差を有している。だから、党内の政策決定システムがしっかりしている・・・・それでも官僚に主導権を握られることがしばしば・・・・そして、内閣との政策すり合わせが行われ、法整備が為される。
底には、シンクタンクも、また学識経験者も・・・・各界の知識人も登用される・・・・政治家個人のものもあれば、政党によるものもあり、時に、政党の政策決定システムの機関であることもある。

故に、自民党の人材は、主に、この政策決定システムの中で醸成され、育っていくことになる・・・・官僚出身者であっても、ここで、「世間」を知ることになる・・・・。

民主党には、この自民党が長年培った知恵がない。自民党の「垢」を嫌って、それを洗い流す理想を抱えて、自民党を離脱しても、新しい形が、そうそう簡単にできるものではない。政権交代直後に、小沢伊一郎が「大連立」を企てたのも、真意はここにあったのだが・・・・鳩山・菅のコンビと、その仲間には一考だにされなかった・・・・本来なら、小沢一郎は、ここで民主党を潰すべきだった・・・・未練を残したが故に、今日の騒動がある。

私は、むしろ、土井社会党がなぜ衰退したのか、石橋政嗣の様な政治家を有したこともあるが、大成しなかった。元気だけが、政策に優先し・・・いや、政策に無知な叫びだけが先走りして、愚衆の拍手をあびたが、その支持者は激減した。社会党自身が、己の愚かさに気付かなかった悲哀がある、その最後が、村山富市という、悲しげな人物だったことが印象的である。

民主党という「カクテル」が、夫々の味の主張がbalanceしない・・・・自分の味を、隣の味と調和させようとする努力が出来ないのだろう。そらく、その手法の下手さは自民党もほぼ同じだと思うが、自民党の場合は、基幹的な支持者は、しっかりとしている・・・・地域の知識人であったり、真の世話人であったり、相談役であったり・・・・言う事は過激ではないが、説明は十分に出来る・・・・そんな人材に支えられている強みがある。
「愚衆」は愚衆である。ある時は右になびき、ある時はに左になびく・・・・それを程良くbalanceさせる能力・・・・それが、自民党・保守の地域の人財なのである。

子供会の世話人が、その母親の機嫌を上手にとって、地方議会の議員になったりする・・・・期限を取るのは上手だが・・・・その中身の貧しさは直ぐに知れる。そして、主張が、だんだんに抽象性を濃くする・・・そして最後はpopulism・・・・そして、破局する。
今、民主党が、そのrootの上にある・・・・私には見えるのだが・・・・選挙が終われば、「分裂」・・・私には、その光景が見えるのだが・・・諸兄には如何・・・・・