浜の真砂と失言は・・・・

馬鹿な奴・・・発言・・・

また、やったねぇ・・・と、野田さんには同情する。野田さんの様に、あってもなくてもいい様な発言を慎重に行う習慣は、一朝一夕には身につかないものではあるだろう・・・現役中の私も、何度も「煮え湯」を飲まされたものだった。

しかし、ぶら下がりの取材でもない。焼鳥屋のお喋りでもない・・・演壇の上での発言だから、「事」は大きいと言わねばならないだろう。この発言の事実がどこから漏れたのか・・・それも、即刻・・・それも、今後の波紋になるかもしれない・・・が、民主党内の紛争の原因になるやも・・・とも思う。「楽しみ・・」と言えば、それはまた「失言」の類かも知れない。

懲りない面々・・・つまり「公」で喋る時は、きちんとレジメを準備して喋るべきだし、この時も、手にはレジメを持っていたのだと思うが、楽しい話術の裏には、一字一句を正確に記した台本があるのだと聞く・・・おお受けを狙うのなら、それもレジメの中に含めて行くべきだろう。

喋り始めたら、レジメのストーリーでは迫力が足りない事に気が付く・・・もっと、面白くしたい、聴衆の注意を喚起したい・・・そこで、「ダジャレ」を入れる・・・・レジメにない駄洒落だから、言葉が足りなくなる。あるいは、不適正な話題を提供してしまう。禁止語を置く面もなく使う。等々、折角苦労して作ったレジメを破戒するが如き、地雷を、その場で埋めて、そして、自らが踏む・・・愚かと言えば愚かなのだが、「公」と言う意識の欠如以外のなにものでもない。まして、質疑の中で生じたのなら、多少は同情の余地があるが、この場合は、perfectに失体である。

「死者に鞭打つ・・・」と言うが、友人の棺の前で、友人を罵倒している行為でもある。友人と言い条・・・生前も、国会議員としての優越感に覆われた己の低俗な見識に根差した、友人への軽蔑が、日常として存在していたのだろう・・・。

何処まで続く「泥濘ぞ!」・・・泥濘の中の「友」の背中を踏みつければ、己の足も、泥濘が捉える。そして、内閣の寿命を縮みさせかねない・・・大臣としての資質の無さである。また、選挙民の責任でもある。