金融緩和が景気対策になるか・・・生活保護に代えて・・・ニコヨン復活を!

現・日銀総裁は、自民の推薦した候補を、民主党が拒否・・・その政争の経過で誕生した「総裁」だと、私は記憶する。つまり、かつて「バブル」を喰いとめ得なかった「三重野総裁(だったと記憶する)」の二の舞を、現・日銀総裁は演じている・・・いや、演じざるを得ない苦境に立たされていると、私は、現状を読む。現況の不況、殆ど悲劇的で、行きつくところまで行かないと、恐らく収まりは付くまい。そして、その先に「薔薇色」があるかと言えば、それもない・・・つまり、国民の忍耐力が鍛えられて、問題としての一応の決着を得る・・・その程度のことであろう。
つまり、景気とは、「貨幣の流通」の問題から脱しているのではないかと云う事。バブルの時のバブルは、何故にバブルであったか・・・結果的には、無駄な「箱モノ」を作りすぎた・・・つまり、税金の無駄使い・・・だと、行政、政府を責めるだけで、世の中は不況への道を選択したのである。あの景気・バブルが、その無駄使いに見えた「箱モノ」で促進され、維持されたものであり、その中で、潰れた人もあり、一攫千金を得た人もある・・・人間の知恵次第だったのである。ただ、我国の救いは、その選択が、殆ど万人に、そのchanceが与えられると言う事、中国の様に、権力者の一族だけに、異常に集中しないということであろう。
お金(貨幣の流通)だけを市場に流通させて、景気が良くなる、景気をcontrolできれば、経済学者の存在は不要である。つまり、経済とは、「消費」であり、その消費の為の源泉を稼ぎだすことである。そして、「消費」が「実」であるならば、源泉を稼ぐ手段は「虚」であろう。「仕事」を作り出すこと、創作することが、多少のthyme lagを置いて、「消費」を促進する。そして、経済が活発に動き出すのであろう。
古代の文明国で、ピラミッドを創り、神殿を建立し、大仏を建立して怪しげな宗教を喧伝する。また、仮想敵の為に、長城を国境に構築する・・・人不足の北部領地に「人」を集める手段でもあったのだが、時に、当面は必要性の薄い「超大運河」を掘削する。豪華な宮殿(阿呆宮)を建立する。今でこそ、残っているものを「文化遺産」と呼ぶが、所詮は、当時の人民を支配者が支配するための知恵に過ぎない。「人間閑居にして不全を為すものである。むやみに殺すこともできない厄介なものである。ならば、働かせよ!・・・古代支配者の英断でもあったのだと私は思う。働かせ、且つ食わせれば、人は不満を云わない・・・集団的暴動の起爆剤にはならない。それが、世界的「平和呆け」の中で、忘れられているのであろう。「無駄」をしないで、「経済」が廻る理屈はない。「絶対無駄」を云うなら、このブログを読んでいる、「貴方」こそが、無駄なのかもしれないのである。勿論、書いている私も含めて・・・。
やるべきことは沢山ある。「電線の地中化」・・・全国的な規模の事業になるだろう。老朽化した高速道路の更新。地震対策・・・学校の耐震工事、都市の全面的耐震化、時に、移住の促進、都市の高層化と、低層化都市のインフラ整備・・・等々。経済が落ち込んだ時の、防衛的手段としても有効なものであろう。極論すれば、尖閣列島の緊張に乗じて、「戦艦大和」を数隻建造する「案」もあっても、不思議ではない・・・新しい「造船技術」が誕生するかもしれない。
人間は、働いていて「価値」のあるものである。生活保護を与えるなら、戦後の「ニコヨン」の思想に戻るべきだろう。就職できない・・・勉強していないのだから当然だろうが・・・若者に、労働の価値を自覚させる為の「公共事業・・・汚れ仕事」等々・・・手段は「ご万」とある。政治的決断がないだけである、何故か、国民、市民にstereotypeな主張をして政治家になった連中ばかりだからである。対処法はあるのか・・・国民、市民の側から、個々の政治家、あるいは政治家予備群に働き掛けるいがいにはないだろう・・・ブログと云う手段もある時勢・・・文明の利器を有効に使うことも、この時代に生きる人間の資格であり、楽しみでもなければならない・・・と、私は考える!