大丈夫か?・・・no guard自民党・・・!

次期政権の自民党に多少なりとも期待する私だが、今回の田中真紀子大臣を、no guardで攻撃している様子・・・私の目には・・・に、一抹の不安を覚える。大学の林立、倒産の瀬戸際にある大学の増加・・・殆ど「無駄使い」化しているのではないに見える、大学助成金・・・田中真紀子大臣の問題提起を、次期政権を担う気のある自民党なら、もう少し真剣に対応すべきではないのか・・・。
認可の申請をした時点で、既に可なりの既成事実を作って、あたかも、「学校」が既に建立されたが如き喧伝、宣伝をすることが、許されていて良いのか・・・内容が伴わなければ、当然、不許可の可能性もあってしかるべきである。「安かろう・・・学費、教育レベル・・・悪かろう・・・粗悪卒業生」が、無制限に許される教育環境が、存在することが、亡国に直結することを、もっと真剣に考えるべきだろう。民主党・与党から、貴重な「提言」がなされたことを、野党自民党は喜ぶべきであって、田中真紀子の個人攻撃の材料とすべきではないだろう。
また、公明党は、「創価大学」と、それに連なる教育機関を有する政党である。殆ど、田中真紀子攻撃をする姿がTVにないが、それが、自重であり、良識的判断であり、独自の教育理念に基づくのであれば、立派なものである。もう少し様子を見るが・・・自民党に予定している「一票」を公明党に投じる気持ちも芽生え始めている。
特に、若者が逸散して老人部落になった街に活気を取り戻す為に大学を誘致しようとしている自治体・・・将に「乞食根性」・・・こんな場所に、大学が存在すること自体が、この国の「教育観の変態」である。大学教育の相応しい環境を整えてから、誘致するなら、誘致すべきであろう。加えていえば、こんな街で子供達を育てたい・・・そう万人が感じる、思う環境を持った街であれば、自治体が誘致しなくても、大学の方から擦り寄ってくるだろう・・・その意味では、自治体の長が、大声で田中真紀子を批難する姿は、「天井に唾」以前の、惨めな光景である。
各地の、街の図書館が、老人・憩いの場所化している現実・・・老人が安らかに過すことに異存はないが、そこに、学ぶ若者、学生を引き付けるものが殆どないのが残念である。20年ほど過した木更津市の図書館には、夕刻には、少なからず高校生が宿題を片付けたり、読書をしたりする姿があった。此処は、「小山義雄」と云う教育者が育てた伝統が生き残っている・・・と、感じたものだった。
教育とは、人間の仕事である。ならば、大学誘致をすると云う事は、誘致をする自治体の、住民の資質を含めた、教育環境を論じてしかるべき・・・校舎や施設だけ・・・箱モノ・・・を揃えれば、それで由とするものにはならないはず・・・一度立ち止まって、考える時期ではある・・・遅すぎの感はあるが・・・。

次期政権が、民主党内閣ではないことは、ほぼ確実・・・自民党であれ、連合政権であれ、「文部・科学大臣」が誰になるしても、田中真紀子の厳しい「質問」を浴びることになり、「論戦」を挑まれることになる。田中真紀子大臣の様子から、現況の大学・教育環境の問題は、文部・科学省の官僚とも共有している様子が伺える・・・田中真紀子・文部・科学省官僚の連合軍を、時の「文科大臣」は相手にしなければならない・・・三日毎に、「文科大臣」の交代劇が見られる楽しみを楽しみにしておこう。