福津市・・・市議選・ポスター費水増し請求

昨年末に行われた「福津市・市議会議員選挙」で、ポスター印刷費の不正請求問題が発覚・・・請求したのは、ベテラン議員数名である。知能的犯罪だとしか言いようがない。一人は、「議長」でもある。そして一人は革新派議員として、多選ではあっても、期待をする市民も多かった議員・・・そして一人は、選挙の度に引退が囁かれていた議員・・・そして、鳴かず飛ばずの、今回落選の議員・・・・先の、議員報酬引き揚げに際しては、推進派だと、反対派の議員から聞かされていた。

報道したのは、西日本新聞と云う、ローカルな新聞だけの様子。major・mediaは報じていない。あるいは、第二次の地方選挙を慮ってのことかも知れないが、選挙民の意識を覚醒させるには、報道されるべきだったと・・・・此処は、「西日本新聞」に、称賛の拍手を送りたい。

しかし、市民が如何様に反応するか。先に、議員報酬引き上げに、反対の声を上げたのは現職議員だったが、請求の著名運動が実らず・・・・単に変人の悪足掻きに終わってしまった。

福津市・市民の政治意識の低さであろうと、当時、私は断じた。

地方選挙が全て終わる来週あたりから、あるいは、campaignが始まるのかもしれないが、高齢者がその主体を占めるなら、また失敗するだろう。所詮、「年寄りの冷や水」に終わるだろうと云うこと。何であれ、若者の意識が高揚しないと社会は変わらない・・・鉄則である。また、エネルギッシュな婦人層が、命を守るために、命を掛けて闘うのでなければ、事は成就しない。もう使い古した中高年の男たちが、半ば売名的に動くのでは、相手は、縫い目の中を逃げ回る「蚤か虱」の如くに難を逃れるだろう。


政治は、明日の、明後日の社会を決定づけるものである。そして、父親・母親(生殖能力のある)が育てている子供たちが生きねばならない社会を創造するものでもある。

先の「議員報酬お手盛り」が阻止できなかった理由は、若い世代が、若い父親・母親が、campaignに無関心だったことによるのである。今回も、同じ轍を踏むのか・・・・同じ轍を踏むのがい綾だから、最初から挑戦しないのか・・・後者である可能性は濃厚。

私は、動かない心算・・・・老人が動けば、若者は動かない・・・その弊害は大きい。今回の犯罪的行為をした議員は、次の選挙には出馬しないだろうから、自然消滅するのだから・・・しかし、それでは、福津市に、政治的市民感覚は育たない。常に、ゴマ目の歯ぎしりが聞こえるだけである・・・市の広報には、高齢者の愚痴が多い・・・しかし、自ら若かった時の政治意識が如何なるものであったかへの半生はない・・・・いま、若い人が、その高齢者の轍の上を歩こうとしている。悲しいことだが、私世代のつから不足として諦めざるを得ない。川の流れの中で、助けようと思えば助けられる我が子が溺れる姿を眺めている「親」の気分、すこぶる「寝覚め」が悪いのだが・・・・

一つには、campaign中の、署名集めの人々の姿勢が悪い。貧乏くささを庶民的、親しみ易さと勘違いして、碌な対話をするでもなく、署名簿を突きだす姿勢で、共感を呼ぶものではない。小奇麗にして、お化粧の一つもして、高齢男性なら、乏しい教養でも、豊かな表情で、気のきいた対話をしながら・・・署名を集める・・・それくらいの努力はして欲しいものである。こんな話、若い人なら理解してくれるだろう・・・・日中の家庭は留守が多い。日暮れて、夕食時に、他人の家を訪れるのである。それなりの礼儀も必要になるだろう。あらかじめ「はがき」で訪問を了解していただく心づかいも必要だろう・・・・勿論、そのはがき代は、署名を集める人の負担とするべきである。自腹を切る覚悟がなくて、証明が集まる時代ではないことを心に銘ずるべきだろう。

果たして・・・・興味は尽きない。冥土の土産にしたいのだが・・・・