ユッケに殺される・・・・!

中国在住の日本料理店のowner・・・福島原発風評被害に苦しんでいると思いきや・・・中国人の気持ちが、もう限界ではないでしょうかね・・・と、鼻息が荒い。中国人の多くが、日本の食材が危ない等とは思っていませんよ!!!・・・と。
つまり政府の「お言葉」と、民衆の気持ちが乖離しているこの国の特徴でしかないのだが、この辛抱が長く続くとは考えていない、民族的な知恵なのだろう。
ownerの曰く、日本食は絶対の信頼ですよ!・・・と。

そんな日本で、「ユッケ」騒動である。韓国でも、ぽつぽつの事例はあるのだろうが、mediaに登場することはない。つまりは、両班、それに準じる人々の間で生じないかぎり、問題にするに当たらない・・・この国のmediaの姿勢だろうと私は想像する。つまり、歴史の中に、長い「階級社会」を体験している国民・民衆・大衆の強さである。おそらく、イギリス、フランス等も、同じ様なものではないか・・・特に、フランスの「牡蠣」を生で食べる料理が、全くの安全であるとは思えない。食被害が発生する様な店・価格で食べるのが悪いのである。あるいは、フランスの名声を落としめる、売国奴的行為とされるのではないだろうか・・・。

私も、ユッケは好きだった。家族が嫌いだから、家族と共に食することはなかったが、仕事仲間と頻繁に訪れる韓国料理店では、常食に近かった。しかし、夫婦がやっている小さな店だから、その夫婦も、私らのtableの側で、同じものを晩飯にしていることも多かった。後に「馬刺」になって、足が遠のいたが・・・・・。東京の大久保など、関西も含めて、在日韓国人のお店で全く問題になっていないことに、今回事件の真相があるのではないだろう・・・チェーン店の手抜き商法として・・・。

ユッケであれ、馬刺であれ、あるいは刺身(魚、鶏)であれ、生ものは危険を伴う・・・だから、店のownerと価格が保障なのである。一頃、「食べ放題」が彼方此方に出現・・・しかし、多少なりとも常識があり、品格を持った人なら、殆どが、一度の体験でこりこり・・・二度とは足を運ばなかったものである。だから、外見的には、戦国時代・・・と呼ばれ、店ができては潰れていった。

衣食住・・・安物が許されるのは、「衣と住」である。何故なら、「衣」は、その品性は、当人の命には直接には関与しない。また、「住」は、改造や買い替えがかのうだからである。しかし、「食」は、己の命を、その価格の安さに賭ける事が可能だから・・・ケチな欲と命を天秤に賭ける。愚かなことだが・・・・「安い」と引き換えに「安価な賃金」で日常を過ごすことに疑問を抱かない、先進国の馬鹿な国民・・・と、揶揄する知識人が許される所以でもあるだろう。

店の店員も、いわんやownerは、客のテーブルに出すものの危険性は十分にしっているから、自らが被害者になることはない・・・この危険は、純な日本食以外の料理にはつきものだろうと思う。況や、グルメを自称しながら、偽物に舌づつみを打つ、食通の姿に明らかである。自らの不徳、あるいは見かけ倒しを認識しているから、毒にもならない野菜の風評被害の喧伝に手を貸し、その己に溺れる馬鹿な、自称・食通が蔓延る・・・・

子供の誕生日位は、一流の絶対安全な、客筋が保障され、雰囲気が安心できるレストランや、割烹で、祝ってあげられないものか・・・経済的に、あるいは、理念として不可能なら、「手料理」で祝ってあげるべきだろう・・・・親心を安売りした悲劇でもあるだろう。一年に、数千円の無駄使い・・・命と引き替えるには安過ぎる・・・・子供も、黄泉の国で、切歯扼腕しているだろう。

そう・・・親心が安モノ化しているのである