市議会・改革私案

ポスター印刷代に絡む不祥事で、議長の辞職が報道されていたが・・・本来なら議員辞職であるべきと考えますが・・・今朝(18日・朝刊)では、不正を働いたのは「印刷業者」で、不正に絡んで、当議員の講座に振り込まれた「7万円」は、何のお金か分からなかった…と言ったと報道されますが、その経緯からは、「盗人猛々しい」としか読みとれない議員の発言ですね。「事象」に関する報道に誤りがなければ、由緒の不明な「金」の、事由を正すのが、議員と言う公職にあるものの義務であるはずだと、私は主張したいと思います。色々な言訳の中に、「お前達が愚か・・・」と、言われている様な気がするのですが、諸兄は如何・・・・。

一人の市民の立場からもの申せば・・・10万人以下の地方自治に「議会」が必要か?・・・と、私は議会の存在を疑う一人です。米国の西海岸の300万人の都市には、市議会は存在しないのだとか・・・しかし、「首長;市長等」を選ぶ時に、そのブレーンを含めて、市民の委託を問われると、あるものに読んだことがあります・・・米国発のニュースにも、州議会より下位の「議会」のことを聞かないのも、そんなシステムの故ではないでしょうか・・・少々勉強不足だが・・・。議会不要論を唱える心算はない・・・しからば・・・・

そもそも、この国は「高学歴社会」ですね。例え、義務教育での学歴でも、その後の教育には、NHKの通信教育、或いは「検定制度」等の、教育の機会は、豊富に準備されています。そして、欧米の様に、低学歴の移民が押し寄せる国でもない・・・これは、少なくとも、「江戸時代」を通じての、この列島の知的レベルでもあったと、歴史が語っていると私は考えています。
昨今、多少の危惧を抱えながらも発足した、「裁判員制度」も、静かに、大きなトラブルもなく、国民の間に浸透しつつあります。一定の基準を満たせば、万人が裁判員を務めることが出来る・・・恐らく、この国の知的レベルの賜物だと、私は考えます。
其処で提案です・・・市議会・議員を、市民から抽選で選ぶ・・・・
勿論、幾つかの要件を満たす必要があります・・・その要件とは・・・
①議員資格を、既婚の25歳〜65歳・・・の健康な男女とする。
・・・自力で生活している市民であること。また、社会への貢献が期待できる年齢であること。
・・・日常的に「クルマ」を使わなくても「市民活動」が可能である年齢であること。
②基本的に無報酬とする。
・・・市内に居住することを条件として、議会への出席は「徒歩」を原則とする。
・・・理由は、自分の身体的目線で、生活環境を観察することを、議員活動の理念とする。
③議会は、午後7時〜10時の開催とする。
・・・真面目な職業人、真摯な家庭人としての、生活マナーを確保した上での議員活動であること。
④議会の構成は・・・男女同数とすること。・・・議長は・・・一年を、前期、後期として、の前半を男性とし、後半を女性とする。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・逆も可。
⑤任期は「2年」・・・
・・・長期のプロジェクト等に必要な経験は、別途、一期限りの「特別職」として、その運営に当
・・・たる・・・慎重な制度設計がひつようだろう。
⑥学歴、前職は問わない。
・・・特別な知識、経験が必要な事案は、その都度、議会が選んだ人材で構成するチームで、審議
・・・する。
まだまだ条件はあるでしょうが・・・其処は、市民のアイディアで・・・・。

ギリシャに始まった「民主主義」は、その前提に「奴隷」がありました。民主主義とは、市民、国民が大衆化した時、その大衆を、一部政治家、指導者の「奴隷」にしかねない危険を孕むものです。有史以来、多くの哲学者が求めたもの・・・実は、他人を「奴隷化」しない、「普通」の人に依る政治だったと考えるべきだ・・・今話題の、マイケル・サンデル教授(ハーバード大学)の強調する「政治哲学」だと、私は聞きます。

政治は難しいものではない、汚いものでもない・・・他人を奴隷にすることがなければ・・・。市民の税金を不法に使って恥じない政治家・・・それは、納税者を「奴隷」としていることにほかなりません。「税金」の無駄使い、横領を論じている間は、貴女は、貴方は、まだ「奴隷」です。自らの政治理念を発揚するチャンスを待つのでなければ・・・。