偽医師と偽キャスターと・・・Copy

被災地で、被害者の治療・・・簡単な治療・手当と言うべきか?・・・を行ったとして、韓国で、これも似非証明書を偽造した男性が逮捕(?)された。当人は、やはり神妙ではあるが、余りに綿密な線を引けば、被災者を見殺しにもしなかねないのではなだろうか・・・言わば、戦場の衛生兵の様なものだから、そこそこに傷の手当て程度なら、当面は見のがすこともあっても良いのではないか・・・不謹慎と言われるだろうが、私は思う。

一般のニュースの中に出てくる「悪徳医師」と同列には扱えまい。一部補助金を受け取っていることも問われているが、当人の行為が、殆ど無償行為であるとすれば、私が目くじらを立てることもないだろう・・・ニュースを聞きながら思ったことだった。

寧ろ、芸人の、似非ニュースキャスターの方が罪が重い・・・個々人が、個々人で考えて、時には己の知見に照らして考えるべきものを、あたかも「正義」であるが如くに、表情を変え、ジェスチャーを交え、針小棒大にニュースを伝える・・・そして、時には、己の無知ぶりを恥ずかしげもなく、瞬間に「お笑い」のネタに替える。視聴者を冒涜するにも程がある。
しかし、スタジオを訪れてニュースの現場(?)を体験しようとする殊勝な若者や中年の、主に女性も多いので、ニュースの価値は兎も角、何らかの貢献はあるのだろうと思う。また、政党や政治家も、この現場の「ウケ」狙いで政策を考えるのだろうから、芸人キャスターや、なれの果ての元アナウンサーの価値も捨てがたいものがあるのだろう。
その代表的なものが・・・「こども手当」そして「高速無料化」、そして「八ッ場ダム」の建設中止・・・芸人キャスターが、「天からボタ餅」の如くに、嬉しそうに喋るニュースに、これまた嬉しそうにうなずき、そして喜んだ、スタジオの無責任視聴者・・・しかし、スタジオの中と無関係な国民の目には「変な政策」だった・・・その感情が広がり始めると、芸人キャスターも、局のコメンテーターも、また芸人ゲストも・・・世論に迎合して変化してきた・・・そして、現在の「政変」がある。
次の選挙で、どの様な結果が出るのか・・・芸人キャスターに踊らされた大衆の投票行動が気になるところである。

善意の似非医師に治療を受けた方の、似非医師への感情は良いものが感じられる。似非キャスターの芸人キャスターの言語は罪の問われないから、大衆が庶民に目覚める以外の改善の方法はない。

今朝からも、この似非医師への批難・中傷は、似非・芸人キャスターに依って声高に報じられている。悪のほんめいが、「小悪」の善意を歪曲して犯罪に仕立てるのだろう。寧ろ、大規模被災地の、軽度な治療を如何にするかが、今後の問題として研究され、実行出来るものから、少しずつでも実行に移される・・・そんな方法を講じるべきだと私は思う。

焼夷弾の降り注ぐ中で、怪我をした隣人の手当をしたのは隣人だったはず・・・今は、医師と名乗らなければ、そんな行為も許されない・・・見るに見かねた行為でも、医師法違反に問われる現代・・・・個々人の善意を生かす「法」も、また必要なのではないか・・・厳格な「法」を地域の隣人関係・ボランティアの厳格に適応して、「善意」と言うものを撲滅・追放しかなねない現代の思考を、今一度見直すべきではないか・・・。問題提起である。