民主党・代表選・・・Copy

結局、「小沢一郎」モードになりそうな気配。かつての「田中角栄」詣での光景が懐かしい。政権交代は、自民党の悪弊・・・民主党の言う・・・を絶滅するためのものだったのではないか・・・昨日今日の、一人を除く小沢詣では、「歴史は繰り返す」を地で行く様な光景である。

その意味では、反・小沢を掲げて、小沢一郎から悪しざまに言われて、政権を維持してきた菅直人の器量と気力は、菅嫌いの私でも、評価せざるを得ない・・・今日の私の心情である。
鳩山が、小沢一郎の前に膝を屈し・・・と、いっても、彼の辞書には「恥」という字はないのだろうから、恥じることもあるまいが、次の選挙にでれば、あるいは当選も危ういのでは・・・と、私は思うのだが、「鳩山・落選」となれば、あるいは、小沢一郎の命脈も尽きるのかも知れない。

それにしても、顔ぶれの紹介は毎日のニュースだが、私の目には、ずたずたになった・・・と、私は思っているが・・・政策の修復も全くなく、多数派工作のみを伝えるmediaの不見識・・・新聞紙上には、政府批判が賑やか・・・心にもないことを欠いているのか。TVのニュースには、芸人キャスターが、あっちでもないこっちでもないと・・・阿呆なゲストを前に悦に入っている。

もっともだらしのないのが、唐道府県知事の面々である。被災地を励ます文言を叫んでいれば、知事の座は安泰なのだろう。中央政府が弱っている間に、同州制への歩みを速めるチャンスでもあると思うのだが、その気配もない。民主党の、代表選候補の面々も、今回の震災を受けての、新しい政権構想、政治理念の構築に向けての意欲もない。国全体が無気力になっているのだろう。

前原誠司にいたっては、ここに来て「日和見」・・・・何を焦っているのか・・・・野田財務大臣の盟友だとかメディアは伝えるが・・・私には、とんでもない盟友だとしか見えない。今、民主党のリベラルに必要なのは、旧社会党系の、党員の仮面を被った革命分子の追放でなければならないだろう。まさに、「獅子身中の虫」・・・何かにつけて、リベラル民主党の進路を塞ぐ・・・・菅直人・総理大臣の出現も、彼等の所為である。そして、この混乱・・・呉越同舟の状態が、この代表選挙で払拭されるのか・・・私は、深刻さを増すのだろうと思う。

鳩山、菅・・・大連立への道は、この二人で塞いだ・・・私は、大連立はあってはならないし、ならないだろうと予想する。小沢一郎が、たとえ画策しても、自民党が許さないのではないか。民主党議員の一年生は、その「反自民」のプロパガンダで、当選してきたのであろうから、党中央が、大連立を画策しても、地域の選挙では、ただ苦戦を強いられる「策謀」に過ぎない・・・当選を期して党中央から、両刃の刃を貰っていても、片方の刃は、自らを傷つけるものになるだろう・・・代表選は、小沢一郎の支援を得ても、一度の総選挙で、小沢派の縮小となれば、また、政局は混乱する・・・世間が賑やかになるだけだろう。

総選挙近しとなれば、自民党も、「谷垣」から「石破」へ・・・その首が、すげ変えられるだろう。真面目な庶民は忙しくなる・・・ノンポリ市民は、目が廻る・・・。