獅子身中の虫・・・・野田政権の新幹事長・・・・Copy

自民党を超える、情緒的な人事・・・・旧社会党が、潜ませた「虫」が動き出した・・・いや、孵化したと言えなくもない。結局・保守本流と見せかけた小沢一郎の政治姿勢の節度のなさが、旧・社会党をして、その「虫」の成長した姿を見せようとしている。

「ドジョウ」だから、小川の底の、ヘドロも喰っているだろう、毒を浄化する能力ももっているだろう・・・・それを期待する向きないではないが、底がドジョウの衣装を着た人間・・・とりもなおさず政治的人間である。自らの死骸が「毒」に代わる恐れなしとはしない。この幹事長人事・・・・獅子身中の虫となる可能性は大きい。挙党体制とは、この様な人事なくしてはあり得ないのだろうから、当然の帰結ではあるだろう。自民党の戸惑いも分からないではない。自民党は、ばらばらのままで、挙党一致を喧伝する政党である。民主党の、この有様を観察して、どんな思いがするのだろう・・・・。

さしあたって、菅・前総理が、火事場泥棒的に残した置き土産・・・・「朝鮮高校」の授業料無料化である。文科省が、どの様な結論を出すのか・・・・野田・新総理が、どの様に考えるのか。文科省の大臣は留任の可能性が高いようだが・・・・この問題にけじめをつけるつもりなら、信任大臣を任命するべきだろう。さすれば、「棚上げ」も可能になり、自然消滅する。なにしろ、これほど「理不尽」な法律はない・・・・鳩山由紀夫は、隠れた、Stalin主義者である。祖父。鳩山一郎が、その思想をかなぐり捨てて、己の政治的名声の為に、日ソ交渉を行った。実務は、当時の、赤城農水大臣が行ったと思うが・・・・別の大臣だったかも・・・何れにしても、日本漁船の拿捕を避けるための条約が大義名分だった・・・・北方四島も、その為に、曖昧になり、今日に至る。しかも、アメリカを敵視する左翼政党、労働組合・・とりわけ日教組・・・・が、アメリカをして、ソ連の戦後処理の横暴への発言を阻止してしまった・・・日本は、あたかも、ソ連の分割統治を望んでいるがの如き、その政治姿勢だったのである。そして、ちゃっかり、鳩山由紀夫の長男は、ロシアでのんびりと快適に暮らしている・・・・自ら北海道に住みながら、彼の政治信条の中に、北方四島は、その影すら存在しないのである。

輿石幹事長起用が、鳩山由紀夫の発言権を側面的に強化するようなことがあれば、それは由々しき問題ではある。そこは、前原政調会長に期待するしないだろう・・・・。野田・新代表に、奇策があるのか、否か・・・・民主党の命運が掛っていると云うものかもしれない。昨今、民主党に「綱領」が存在しないことを指摘する評論家が多い・・・・自らの国家像が存在しなくて政治が行えるのか・・・・いろいろと煩い、安モノのコメントをする”みのもんた”も、「綱領」を論じることはない。「綱領」を論じる見識も知識もないのかもしれない・・・とは、思いたくないのだが・・・・

此処では、新幹事長が、教職員組合出身者であり、インテリであるだけに、その思想・信条が、政治家を志した当時と変わらないだろうと云う事に目を注ぐことが肝要であろう。何故か、教職員組合出身の政治家は、「反・国家的」であり、子供たちを、「反・国家的」の教育することに熱心だった教師である。私が、卒業後までも、時にお会いして懐旧を温めた教師・先生たちの嘆きは深かった。職場が、ほぼ職員室であり、得体の知れない場所から入力される、人間の顔を見せない指令には、抵抗の仕様もない・・・と、常にこぼしていた。そして、彼らがmonstermamaを誕生させ、育てたのであり、苛めも、その発端は、左翼的煽動を旨とする教師達によって始まったのだと・・・。

私の、中学生、高校生の頃の記憶として、左翼的教師は格好よかった・・・・若い母親にはもてたと思う。その世代の母親は、当人の自覚の程には成長していない。父親も本質的には同じなのだが、現場と云う社会で、自己研鑽をせざるを得ない立場にあるし、道を誤れば、家族を路頭に迷わせる恐ろしさを知っている。monstermamaは存在して、monsterpapaが存在しない所以である。それに拍車を掛けたのが、女性の高学歴化であろうが、これは是正されつつある・・・・マハラジャで踊り狂った高学歴女性とは違った、女性の誕生が、今日を支えつつある・・・・私には悦ばしい。その果てが、AKB48だろう。これは、男性の失職率と関係しているので、失職と教養の関係が見えてくれば、自然に姿を消すものであろうが、今は、モバゲーであがいている。

朝鮮高校の授業料無料化・・・・増税、諸費税に反対しながら、朝鮮高校・授業料無料化に無関心な、主婦、高齢者・・・・中には、近隣友好の証だと・・・・寝ぼけたことを言う認知症の診断を受けた方が良い、高齢者も多い。「人道主義」も、拉致被害者には及ばないらしい。

戦後、ハーバード留学生・・・滞在費も含めて無料で学問をさせてくれた・・・は、戦後の日本に大きな貢献をした。明治初期の、津田梅子に匹敵するものであったと、私は思う。その意味で、昨今、有名大学が、東南アジアの学生達に、格安、あるいは授業料免除で、勉強の機会を与えていることには、大賛成である。しかし、それは、国家綱領、国策、そして人道的見地とリンクしないと、最後には日本を嫌った、魯人や孫文の轍を踏むことになる。しかし、北朝鮮と云う、日本を敵視する国家と、その国策としての教育路線を遵守する高校への無償援助が妥当か、否か・・・結論は明らかであろう。そこに学ぶ子供・学生は、日本と闘う・・・武力的に・・・ことを運命づけられ、その使命を求められ、期待されている・・・・言わば、我々にとっては、不倶戴天の敵でしかない・・・・教職員組員というドグマが、その脳の中で、日本人として良識・常識を払拭せしめているんであろう・・・・無理もない、野党政治家のleaderでさえ、その難から逃れえないのだから・・・・。

新幹事長・・・・日本人であれと切に願うばかりである