政界再編成の動きは・・・・

亀井 静が、もぞもぞ動きだした様子。つまり、かつての「ハマコウ」程の、暴力的力はない。いかつい顔で、愚痴だけをこぼしている・・・私には、弱い男のイメージしかない。時々は、時の党の要職についていることもあったと記憶するが、その活動の印象は薄い。郵政民営化への反対の時も、「何故反対なのか・・・」、私には、この男の口が語るのを聞いた記憶が無い。小泉純一郎へのジェラシーとしか、私には聞いた記憶がない。第一、民営化後の郵便局の対応は非常によくなったし、その環境も良くなった・・・殆ど、非難すべきものはなにもない。「国が滅びる・・・・」彼の口癖なのだろうが、最近は、「狼少年」的な傾向がある。

「消費税」、「TPP」・・・「震災地復興」&「原発」・・・・東北以外の地域選出議員にしてみれば、闘い辛い政治課題ばかりである。故に、賛成・反対が、与野党に渾然と存在し、個々人の主張が、微妙なニュアンスになり、一票が、どう動くか・・・全く予想がつかないのであろう。

議員あるいは、議員候補に力があれば、絶好の機会なのだが、訴えるべき「文言」が見当たらないのだろうと思う。その代表が、TPP・慎重派の山田・前農相の変身ぶりなのである。小沢派でさえ、その去就が決められない。今、「反・野田」の旗を掲げて、党内で闘うことも出来ず、党の外に出れば、風邪をひくのがせいぜいだろう。とても、選挙後の「政権」にはおぼつかない・・・私の目には、賞味期限の切れた、代議士・小沢一郎が、死に場所を求めて、右往左往しているとしか思えないのだが・・・マスコミは、利用の価値があるとみている様である。

問題は、自民党の「反・執行部」の動きだろうが・・・各派閥の領袖に「新党」の動きは伝わらない・・・谷垣総裁の終焉は明白に見えているのであり・・・次が、「石破・代表・・・か」と言うのも、マスコミ各社のスポットライトの当て方からは、感じられる・・・・しかし、その「石破 茂」が、党内で絶対的に安定か・・・と言えばそれは怪しい。私自身は、「石波 茂」に期待を寄せるのだが・・・彼が、総裁では、自民党内に居場所のない現議員も多いと聞く・・・親・石破の民主党議員が、民主党を脱党して、自民党石破茂に合流するのも難しいだろう。ならば、民主党右派・・・前原誠司等・・・と、石破自民党・・・脱党者で細っているだろう・・・との連立政権・・・普天間問題が、この政権で解決に至れば、解決の道が見えれば・・・合同して新党の発足となるのではないか。

その時、「亀井 静」は、静かに政界から消えていく・・・・恐らく、小泉内閣終焉後の、自民党脱党・新党の議員達は、静かに引退への道を歩くことになるのだろう。「外圧」があれば、比較的正常に変身する、この国の「政治状況」なのである。堺屋太一が、TPPを「第三の開国」と呼ぶ所以でもあるのだろう。

私の目には、「社民党」の存在が目ざわり・・・寧ろ「共産党」の存在は、中国、ロシアの様な、似非社会主義的政治の中で、国民を隷属させる国家への、緩衝剤として利用価値があるというもの・・・「社民党」の様に、一見正常に聞こえる「阿呆」な言説がないのが救い・・・だと、私は感じている。両者ともに、無用の政党ではあるのだが・・・。

師走までに「新党」を発足させないと、「政党助成金」が貰えない・・・ 新春は賑やかになるのかも知れない。