古・高句麗再興の夢に掛けて・・・・

真の敵は誰か・・・胡錦濤か、金正温か・・・・
北朝鮮・政権の崩壊を最も恐れているのは「中国」・・・大凡の、TVに登場する評論家・政治学者の一致するところである。つまり、中国・現政権は、北朝鮮・政権の、軍事的強化も、また崩壊も望んではいない・・・何れが成就することも望んでいない・・・一致するところと、私には聞こえる。

ならば、何故日本が、「勝ち馬」に乗った如くに、北朝鮮敵視政策に邁進するのか・・・殆ど意味がないのではないか・・・最近被害者家族の意中が、「制裁」だけではない様に、私に聞こえるのは、こんなことを考えているのかもしれない。いや、最初から、被害者家族は、「制裁・強行」を望んでいなかったのではないか・・とすら思う。つまり、日本国内の世論を喚起するには、「制裁」を口にせざるを得ず、その先の事は外交に任せるしかないのでから、被害者、被害者家族の意中を汲みとって政策・外交を推進するのは、政府に任せざるを得ない・・・そんな心中が本音だったのではないか・・・と、私自身は思う様になっている。

政策・外交が、相手有利の様に観察されたら、政権は崩壊する・・・・韓流・時代劇ドラマは、その歴史を描いて余りある・・・日本に、時代劇には存在しないエトスである。しかし、少なくとも、雄軍割拠の時代・・・日本でも、藩内の統治と、藩外への威嚇は、相矛盾するものを含んでいたはずである。そのバランスが旨くない政権は、崩壊し、或いは江戸時代なら、「取り潰し」の憂き目をみていたのではないだろうか。
お国がえりしても、「票」の勘定だけして、国政・外交を論じなくても済む、この国の「平和呆け」が、政治家をして、北朝鮮にも中国にも、はたまた国内に対しても、真摯に向き合わない政治家を跋扈させてきた・・・それが現状なのではないか・・・。もうそろそろ、我々も目覚めるべきではないか・・・。

少しだけ目覚めた私の外交・・・北朝鮮アメリカと共同して支援する。つまり、アジアの強国として育てながら、その軍事力については、同盟関係の中で、お互いを牽制する空気を生ましめ、安心して、核の無力化が成就する環境を作る・・・。その上で、中国に圧力を掛けることができれば、万々歳ではないのか・・・。更に言えば、中国東北部に居住する「200万人」の朝鮮族・・・・これに、古・高句麗再興の夢を与えることができれば、朝鮮半島も、また、東部ロシアも、その辺境の危惧を脱することが可能なのではないか・・・妄想ではあっても、不可能な政策・外交ではないと、私は思う。

今、トルコ〜フランスの間で、随分昔の、アルメニア人虐殺の歴史的真実についての紛争が持ち上がっている。日韓の、併合の歴史認識従軍慰安婦事実認識にも似たものであろう。歴史とは、数千年の記憶を有するものである。現在が、その歴史の先端に存在することを思えば、チュモン高句麗再建、大王四神記の再認識・・・高句麗碑の価値・・・私は、北朝鮮・政権の心情を揺さぶるに、余りある価値だと想うのだが・・・・目先の「怒り」に心を震わす御仁には聞こえないものかも知れない・・・悲しいことだが・・・