2011・民主党を論ず!

2011・民主党の空約束・・・・
八ッ場ダム
②子ども手得当て
③高速道路
④ガソリン暫定税率
衆議院議員定数

*消費税
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これだけの公約違反・・・マニフェスト違反・・・を犯した政権政党も、日本・政治史上にない筈である。あるとすれば、「必勝」を言い続けて、突然に敗戦詔勅天皇に読ませた、「大政翼賛会」だけだろう。その意味では、東京裁判ならぬ、国会裁判、あるいは人民裁判で、民主党・代表の「絞首刑」を言い渡すべきだろう。
特に、八ッ場ダムに至っては、党規約すらを捨てて、公約違反・・・コンクリートから緑へ(だったかな・・・)の理念さえ破棄したのであり、本来なら、解党して、出なおすべきなのである。
しかし、そうも怒ってばかりでは、日本丸の沈没にもなりかねないので、何か・良いこと・はないか・・・と、考えた。それは・・・・
***政治の分かる政党・・・時に野党であり、時に政権与党である・・・が複数生れたと言うことであろう****

我々の意識の中には、かつての社会党の姿が、残像としてある。この化石以下の政党が、その残滓の様な名残を消してくれると、政治の姿もすっきりすると思うのだが・・・現・社民党の姿が、邪魔になって、政策論争の場にあるべき「政党」の姿のイメージアップを妨げている。

今回・民主党の最大の隘路は、鳩山、菅・・・と、二人の代表が、共に、工学系の、工学系らしからぬ、頑固な旧守的。後退的職人であったことである。つまり、学校で、技術の持つべき理念を学ばず、己に、手先の知識に溺れた、技術者等は呼べない資質でありながら、なまじっか大学で学んでいた為に、それを、自らは過信し、周りへは、自らの浅はかな知識を誇示して、己の立場に固執したことにある。「餅は、餅やに任せる・・・」ことの意味すらも理解できいなかった。加えて、己の地位に固執するあまり、己の地位を脅かす発言に、神経質になり、結果的に、自らが「裸の王」になってしまい、問題対処に必要な人材も、知識も、そして知恵も、自らの周りから消し去り、公民を統治している事すらも忘却したのである。お遍路で許されるものではないだろう。番死に値すると考えるべきだろう・・・・特に、菅の場合は、一つの功績を、己の功として、自らに過大評価したことに、その原因があると・・・政党人であっていてはならない、個人的瑕疵であろうと、私は考える。

もし希望があるとするならば・・・・
・・・今回の経験を生かした、政治家・国会議員、官僚が成長しているだろうとの希望であり、予想である。そして、幻想としての政治ではない、政策論争が可能な、政界のパワーバランスが生れているのだろう・・・と、言う事である。
もし、旧社会党・・・現・民社党・・・的勢力の伸長が懸念されるのであれば、一党独裁でもよいから、第二の「保守合同」を実現して欲しい・・・私の希望である。

今回、民主党政権が、捨て去った政策は、その議論を通じてその内容を精査すれば、実現が望まれるものかも知れないのである。党離党略を一先ず脇に置いて、真剣に、自民党民主党も、冷静に、精査し、政党理念に地外から生れる、その「差」を徹底的に、国民の前で議論して欲しいものである。
そして、メディア・マスコミには、それを、メディア・マスコミの商業主義から脱却した真摯なマナーで報道して欲しい。特に、芸人キャスターの登用を廃しし、真面目な、固いニュースの時間を再現して欲しいと思う。
また、評論家諸氏には、悪戯にTVに登場して、時間の制約を理由に、思考不足な、大衆受けする論理の開示をしないで欲しい。いううならば、きちんと「文字」と言うメディアで、自身の論理を展開することを望みたい。
私自身は、そろそろ、ニュースのスポンサーを排除すべきではないかと、思う。有名人キャスターを得る為に、高いスポンサーフィーを設定し、視聴率を稼ぐために、ニュースの本質を歪める・・・こんなことからの脱却がねければ、日本の現状は変わらない・・・奈落への道を辿ることになるのではないか・・・私の危惧である。
新年には、僅かでも、その兆候が見えて欲しい・・・願望である!