小沢派粛清の内閣改造・・・・

内閣改造とは、議会制体制&議員内閣制の下における「粛清」でもある。その意味では、今回改造を、閣僚入れ替えの対象者の中で、「更迭」に値する閣僚が、円満な辞任・改造の形を取ったのは、「粛清」の空気を和らげるものだったと言えるだろう。これで、小沢派の一掃が可能なら、民主党の脱皮にも発展する可能性を秘めているし、これから、個別・狙い撃ちの粛清が行われる可能性もある。新党・絆の面々も、その汚名を逃れる為に、脱走したと考えるのが妥当な判断だろう。しかし、次の選挙では、「刺客」を送られることにもなるのだろうかが、身の周りの「汚れ」は、丁寧に拭き取っておく必要もあるのだろう。最も、選挙地盤の有権者が「愚かな大衆」であれば、その必要性はない、寧ろ、何人かの大物政治家がそうであった様に、汚れが「勲章」になることもある。こんなのを「味噌・糞」と言うのだろう。「味噌」と「糞」の区別が出来ない有権者に、何を求めても、所詮は「ゴミ」の存在である。正常な市民・国民は、可能な限り、「ゴミ」を排除する努力をすべきだろう。

この記事を書いている段階では、「防衛大臣」が未定である。下馬評では、田中真紀子の夫君が取りざたされているが、名前は失念しているが、石破氏とつーかーの中の、防衛通の議員がいるはずだが、名前が出ない。余りに自民党寄りなので敬遠されているのだろうか・・・少々残念である。

全貌が知れるまで、もう少し時間がある。昼飯の肴にはなるだろう・・・・すっきりと、民主〜自民の、平成の保守合同・・・視野に入るだろうか・・・・。岡田克也が、プラスになるのか、自身の矜持の為にマイナスに働くのか・・・・保守合同成らずとも、大連立の可能性は「大」であろう。

エコノミストが、夏〜秋には、景気回復の予想をしている。この辺りの、政界の様子も読んでいるのだろう。いずれにしても、消費税の大幅UPがなければ、本格的な景気回復にはならないだろう。「貧乏人」を喜ばせて、国家の経済が良くなることも、強くなることも、また。景気の拡大もあるはずがない・・・人類歴史の知恵であり、教養である。
今回改造が、その一歩であることに期待したい・・・・