ホルムズ海峡 波高し!

ナイジェリア、リビアの内紛、独裁者の殺害、追放の意味・・・つまれw、西欧列強の干渉戦争・内乱の意味である。
イランを攻めれば、中東の石油事情に変化が生じる。今やイランは軍事大国である。ちっとやそっとで屈服させることが出来るとは考えられない・・・つまり、イラン処理の間の石油を如何に賄うか・・・イギリスもフランスも、況やドイツも無視できない大問題であったはずだ・・・ならば、リビア、ナイジェリアの石油を確保しよう・・・つまり、独裁者のご機嫌を伺わなくても、その石油を確保する・・・・そして、エジプトを叩いておけば、イスラエルの行動の自由が確保される・・・これは、アメリカへの配慮である。

今、イランが一枚岩であるとは、私も思わない。大油田を保持しながら、国民は、出稼ぎで日本まで出掛けて来る・・・政治的亡命者なら分からぬでもないが、石油マネーに溢れる国である。そんな国から、出稼ぎ・・・しかも密入国と言う手段で・・・そして、日本の麻薬マフィアとして、日常を送り、小金を家族の下に送金する・・・イスラムとは犯罪宗教なのかと、私は伺う。

ホルムズ海峡は、閉鎖される可能性は高い。日本は、親イランとしてイランにつきあってきた国家である。アメリカの勝手な思惑・・・・核が心配なら、さっさと叩けばよいだけではないか。イスラエルアメリカ、フランス、ドイツ、そしてトルコの包囲網で、いきなり集中攻撃すれば、有無を言わせず、各施設を破壊することは可能だろう。イスラム同盟を怖れるからではないか・・・。
フランスが、原発を諦めない理由でもあるだろう。ドイツは、国土が炭層の上に出来ている国家である。地球温暖化に目を瞑れば、日常を耐えられなくもない・・・・。
恐らく、耐えられないのは、日本と中国だろう。そして、地球温暖化とは無縁の国家が中国であると、私は思う。この国・・・砂漠、荒れ地の国家である。昭和30年代に、フランスの学者の露わした著書に、「中国が身体を震わせると、世界が震撼する」と題するものがあった。面白い内容だった・・・・その中に、「中国は小さな国であり、狭い国土である・・・云々」の一節があって、地図を見れば、満更、そう言えなくもない・・・と、思ったものだった。

まぁ・・・大言壮語する国家は、何処かで失敗する。かつての日本がそうで在った様に・・・国家というシステムが、システム故に、大言壮語では、語れないものなのだからだろう。

西にイスラムが占拠し、東に朝鮮民族が割拠し、国内には、嘗ての大帝国の名残の異民族が混合して、豊かさを見せてもらえない、多くの国民を抱えて世界に覇を唱える中国と言う矛盾した国家・・・この国家も、遅れて来た大国として、石油なしでは存続し得ない。在る学者は、中国の核もミサイルも、週百年後の・・・あるいは数十年後の・・・石油争奪戦争の準備なのだと言う。

アメリカは、いざと言う時は、ベーリング海峡を渡れば、ロシアの石油が簡単に手にはいるのだろう・・・質の問題は、科学技術で解決出来る。恐らく、朝鮮半島へのロシアの、時代錯誤的な進出を認めれば、シベリア、旧・満州、そして朝鮮半島を南に下る「パイプライン」の可能性は大きい。
また、朝鮮半島から日本列島まで、関門〜釜山・・・つまり「関釜、海峡トンネル」も、新幹線は難しい問題を孕むが、石油の海底パイプラインなら、それほどの困難はないだろう。

恐らく、化石燃料か、原発か・・・これは日本人自身が考える問題である。ホルムズ海峡封鎖で、トイレットペーパーに似た騒動を起こす恥部を世界に見せない・・・原発に慌てふためく様子から、全く心配無しとはしないのかも知れない。残念ながら・・・。