力士の猛省を・・・・・!!!

下書

横綱大関」戦で、無様な相撲が行われるとは・・・日馬富士・・・軽量とは言え、「大関」である。「隆の山」ですら、己の体重の2倍を超える力士に、真正面からぶっつかっていたではないか・・・・「大関相撲」が、此処まで凋落すると、相撲人気も、また陰を潜めるかも知れない。

今場所は、「変わる・・・」相撲が、上位力士に多い様に感じる。仕切っている間の緊張感も、その後の相撲の展開を想像するから楽しいのである。4分間が待てるのである・・・。その楽しみを一瞬にして帳消しにしてしまうのが、立ちあがった瞬間の「変わり身」・・・。思わず、「やり直せ・・・」と、TVの前で叫んでしまう。

勿論、「隆の山」、「舞の海」の様な軽量力士が、重量力士に伍していくには、一つの戦法ではあるだろう。しかし、それは、重量力士の視野の中にあるから、なければ相撲が面白くないから、許されるのだろう。また、中日を過ぎて、給金を直すチャンスが、この一番しかない時に、あるいは、許しても良いだろう。しかし、「役力士」には許されないことだと、私は思う。

昨日の、「白鵬日馬富士」の様な相撲は、「ショッキリ相撲」と言われても致し方のない相撲である。しかも、日馬富士は、一先ず給金を直していて、何がなんでも「一勝」の条件ではない。相手に勝ちたいが為の卑しさ以外のなにものでもない。

力士の取り組みが、中日頃までは、役力士と前頭上位、後半以降は、役力士同志・・・ファンにとっても楽しみ方が違う。特に、千秋楽が近づき、優勝が見えて来ると、番狂わせも面白いが、強い力士が、順当に勝ち進むのも、一つの茶の間の安心でもある。昨日の日馬富士の様な「星」は、あって欲しくない。まっとうにぶっつかって、勝てば由。負けても、来場所への希望が持てる様な相撲なら尚由。大きく力が及ばない時は、更なる精進を期待する・・・相撲ファンの心情であろう。

最近は、十両如何に楽しみな力士が誕生している。幕下にも・・・・そんな若い力士が力をつけて来た時に、彼等のチャンスを、昨日の様な相撲で摘んでしまう様なことがあってはならない・・・八百長相撲に匹敵する、力士個人の不祥事として、反省して欲しい・・・。
また、解説者も、もっと厳しく、そのマナーを糾弾すべきではないか・・・もっときつい言葉で、批判をし、警告を与えるべきだと思う。私は、次場所の出場停止の罰則が存在しても良いのではないかとすら思う。

初日と千秋楽を除いて殆ど「満員御礼」が出ない大相撲・・・TV中継に責任を転嫁する向きもあるが、私は、TVでは我慢できない「熱戦」があれば、客席は埋まるのだと思う。昨日の、「隆の山」の一番・・・これが期待され、楽しまれるのが大相撲の魅力であり、世界に類を見ない「格闘技」でもある。言葉を変えれば、「世界遺産」の格闘技なのである。それだけに、強ければ強いだけのマナーが、弱ければ、弱くても見せられる闘志があって楽しめるのである。
力士の猛省に期待したい・・・・!