おれおれ詐欺の正体は・・・・?

恐らく顰蹙を買う文章である・・・その顰蹙から新し情報が得られれば、私はあり難い!
昨年・一年の「おれおれ詐欺」の被害額は「36億円」とか・・・国債発行に貢献している高齢者の預貯金が、それだけ市場に出回る・・・つまり、お金の巡りに貢献していると、言えなくもない・・・という「説」には説得性もある。しかし、犯罪は犯罪である・・・革命ではないだろう。

しかし、最近は、犯罪を助長すると警戒している為か・・・mediaへの報道規制も陰に掛けられているのかも知れないが・・・新聞・TVでの報道が少ない。私などは、犯罪は消滅したのかと思っていたくらいである。何と、それが「36億円」と言うから驚きではある。

私自身も被害に遭遇したことがないし、それらしい気配もない。また、地域の中でも、被害の話を聞かないのだが、犯罪の対象になるだけの「資格」を有していないということかも知れない。この犯罪が喧伝さえていたころ、あるいは、TVに、その被害者の表情が、マスクはあっても存在していたころ、「なんと間が良いのか・・・」。それだけの「大金の保持」を、赤の他人が、どの様に知り得るのか・・・と、思っていた。今でも、思っている。銀行員、郵便局の関係者が、個人情報を漏洩させているのか・・・と、思ったものだが、おれおれ詐欺の直接の犯罪者を捉えることは叶わないでも、その裏で、情報をleakさせている御仁がいれば、それは、比較的簡単に逮捕可能だろうと、思っていた。勿論、rebateも貰っているだろうから・・・。おれおれ詐欺減少の誤った判断も、そんな理由からだった。

しかし、どうも事態は、全く違う様である。つまり・・・・
①独居老人の存在・・・しかも、周囲に相談する人もいない・・・。
②それなりの財を有していて、それが現金であること。
 不動産では「換金」までに時間を要するだろうから・・・。
③世間知の乏しい高齢者・・・つまり、歳は重ねていても、無知(蒙昧)であること。
④ATMや、金融機関の所在に比較的近い所に住んでいる事。
⑤大金を詐取されても、当面の生活に、特段に影響がないこと。
等々・・・まだ在るだろうが、この程度の条件を、私なりの方程式に代入してみると、その答えは・・・恐らく、犯人は、娘であり、息子である・・・数百万円を、電話一本で詐取可能な高齢者は、そうざらに存在するものではない。
恐らく、数億円、数百億円を有する高齢者が、そんな電話で騙されるはずがない・・・騙されるなら、もっと小額の時に騙されて、今日の「億万長者」存在はないだろう。

また、最近は、「お金」を受け取りに来るそうである。その時間が無制約であろうはずがない。最も怪しまれない時間帯・・・それは、家族、親族以外にはあり得ないだろう。また、大都会では、被害者が相対的に少ないのではないか・・・これも、報道規制の為に、dataが得られないが、私は、中小都市、或いは小規模の市町村・・・・周りに知られると、噂がぱっと広がり、それを恥じる気風が満ちていること・・・詐欺師が、自分の息子・娘、あるいは、それとつるんでいることが判明すると、己の名誉に関わる・・・恥ずかしい、一族・家族の恥である・・・そんな気風の濃く存在する地域であろう。

私は、日本の警察が、そんな分析をしていないはずがない・・・と、考えている。大学の犯罪学のうってつけのthemeでもあるだろう。それが何故減少しない・・・警察の本気度を妨げ因が存在しているからだと考える方が妥当だろう。

私自身は、息子や娘が奪取したくなるような高額な預貯金を持ちながら、あたかも弱者の如くの日々の姿を見せ・・・あるいは優越感に浸っていることへの、社会の反逆でもあるだろう。ほとんど、世間的には働きのない高齢者・・・私も、その一人だが・・・なのだから、せめて、行政costを下げられる様な、systemを提案する位の理性は欲しい・・・さすれば、誰が私を騙すのか・・・が、己の眼に見えて来るはずである。