温家宝・・・最後の愚痴は・・・

趙 紫陽、胡耀邦・・・・そして「温家宝」。中国の近代化を予見させてくれる政治家が、この日の記者会見・・・最後となるらしい・・・で、この愚痴である。失脚もせずにこの日を迎えた事を「由」としなければならないのだろう。

この国の政権が、革命なって、高々50年を過ぎたばかり・・・云々する方が性急すぎるのかもしれない。総GDPで「大国」を喧伝するが、また、その軍事力で喧伝するが、実は、常に、亡国の陰に怯える「小国」である。つまり、出来あがるのに数百年、滅びるのに数百年・・・これが、この地の政権の運命である。

大国・ロシアと渡り合う元気はない。アメリカとも、北朝鮮があるから、大国(?)としての面子を保っているだけ・・・インドの成長の方が、きちんとした国家を思わせるだけに、、世界は期待しているのではないだろうか・・・・実は、「尖閣列島」等に関わり合っている時ではないはずなのだが・・・温家宝の記者会見の通り・・・前途多難である。

政権が、政権維持の為だけに、そのenergyを消費しなければならな時、国家に成長の余裕はない。何故なら、国家の成長を促す様な人材は人財足り得ず、政権を崩壊させかねない存在であり、それが「亡国」という幻想・妄想を醸し出し・・・成長へのenergyは維持できない。あるいは、衰退する。今回、北朝鮮が、「紅海」に向けてミサイル実験をすると言う・・・中国も甘く見られたものだと・・・私は思う。勿論、名目は、韓国に対する示威であろうが、間違えば、中国の国益を傷つける可能性が無きにもあらず・・・今、一時的か否かの確信はないが、中国国内で、「軍事」絡みの汚職が拡大し、その対応に政権が苦慮しているのではないか・・・私は、そんな風に邪推する。

政権の形が如何なるものであっても、「軍部」がのさばりだすと、政権を脅かす様になると、国家は危なくなるし、危険物として国際視されるようになる。ミャンマーが、民主化されれば、東南アジアの方へ、日本企業の進出もshiftするのではないか・・・中国国内の反権力闘争が月下すれば、日本企業も、撤退を余儀なくされるだろう。まぁ、日本の若者は、働くより生活保護を好む様だから、日本企業が国内に戻ることはないだろう。

子供手当の支給が定着したと見るや、TVには、パチンコのCMが賑わいを見せている。病院の待合室には、「嫁が小遣いを増やしてくれた・・・」と、高齢者の表情が柔らかい・・・子供手当と名を打っても、何のことはない「高齢者手当」になっているのである。何のことはない、この日本でも、「亡国の政権」が足掻いるのである・・・他人事は言えないのかも知れない。
しかし、「趙 紫陽、胡耀邦」という、かつての「夢」の輝きが、その記憶にある。しかし、この国では、populism・民主党の後追いをしかねない自民党が、その存在感をますとしたら・・・少々絶望である。「吉田 茂」では、少し古すぎる・・・「池田勇人」では、若者の覇気が不足する。派遣村で食べさせてもらって、夢を繋ぐ様な若者に、期待するのは、全くの気違い沙汰である。寧ろ、第五フランス共和国を誕生させた、嘗ての「五月」のenergyではあるが、モバゲーで、日長一日遊んで満足し、親の脛を齧って、明日の餓死した己が姿が予見できない様な若者に、期待してはならないとの覚悟が求められているのであろう。労働組合の組織労働者は、その特権の座をまもるべき、格差の中の差別に甘んじ、見下し・・・明日の己の姿さえ見えていない。下剋上の雰囲気が生れることが必要なのだが・・・populism政権が、その空気を消している。おれおれ詐欺が、あるいは、下剋上の萌芽なのかと、期待もしたくなる。
温家宝の愚痴は、少し言葉を変えて、野田総理の愚痴でなければならないのだろうが、その言葉が理解出来る日本人は、「誰?」なのか・・・私が「或いは!」と期待するのは、東北からの反乱である。瓦礫の処理を巡っての「本土」は冷たい・・・恐らく、「沖縄」に冷たい本土の日本人についての理解が深まったであろう。「孤児」達が、今後、どの様に育つか、成長するか・・・私は、東北からの「反乱」を期待する。小沢一郎の如き、「こそ泥」に期待するのではない。北海道、東北の自衛隊・師団を擁しての「革命」である。
中国も日本も、求めれているものは・・・「覚醒」であろう。