増税法案・閣議決定・・・めでたし、めでたし・・・・

増税」・・・行政サービスが日増しに増えているのだから、そのcostも膨張している・・・簡単な算数である。民主党が、「無駄を絞り出す・・・」と、江戸時代に逆行したかの如き、言説で、populismに酔った国民大衆を煽ったのは、つい先ごろ・・・「二番ではだめなのですか・・・」と、自らの無知をさらけ出した、民主党のdark horseが、姿を消してから久しいが、未だに、その言説に酔っている議員が多い・・・つまり、populismが、まだ有効だと思っているのか、あるいは、これより他に「政治的主張」が出来ないのかのいずれかであろう。

確かに、国会議員は多い・・・人口当たりでは、先進国で最も多いのだとか・・・ならば、自らの「首」を切るべく、その主張の実現に政治生命を掛けるべきだろうし、天下りの無駄・・・今回発覚した「AIJ」の実態・・・これを知らぬ筈がなかろう。内部告発的に、民主党・議員総会で議論すべきだったのではないか。「仕分け」とは、かくの如き実体を暴きだすことに主眼があったのではないか・・・その反省の弁も、また、今後の対応にも、口を噤んだままである。
今回増税も、その様な実体が見えて来た現状では、私も納得できないものだが、今は、背に腹は代えられない・・・今回、これだけ紛糾していれば、次の「増税」は、この実体が改善されない・・・天下りの撲滅として・・・限り不可能だろうな・・・という、希望が生れる。小沢一郎一派の、増税への色々な注文の中に、何ら具体的なものがないのが、殊更に問題を紛糾させているのであり、あるいは、それが目的・・・つまり、小沢一派が政権を握ることへの道中として・・・としか見えないのが、現実である。

国内の金融機関、とりわけ銀行が、手持ち国債の放擲を考えているらしいことが、何人かの経済journalist、識者の口から聞かれる様になった。円が、1,000円程度以上に下落する日が近いのかもしれない。財政の硬直化の理解が、私も十分ではないが、なにかと、政府、企業から、「お金」を絞り取れば、我が身は豊かになれる・・・賠償金・補償金裁判の背後には、必ず、その「お金」で建てた、豪華な家々の姿があるのだとか・・・「迷惑施設」が建設されそうな場所に一時移転して、補償金を手にしたら、中国でも韓国でも・・・あるいはアメリカにでも移住して、豪華な家を建てて極楽安穏と暮らす・・・そんなことを豪語する輩もないことはないらしい。水俣の、補償金と豪華な家々・・・これは、“みのもんた”が、図らずも、一口、口にした・・・その後は口を閉ざしているが・・・・。

文明が進めば、「迷惑施設・設備」の建設も多くなり、あるいは、それに伴う事故も避け難い・・・迷惑施設で迷惑を受けた地域、個人への補償は、その合理的な額を査定するのは困難でも、ある程度の妥協に基づいたものが、渡されるべきではあると、私も考える。「迷惑施設・設備」が反面で、国民の生活を豊かにし、安穏にし・・・可能ならば、迷惑地域をも・・・経済を引き上げるために、その補償の財源としても、「増税」が必要にもなるだろう。

恐らく、福島原発事故の影響に晒された人々の健康は、ほぼ公的資金で管理・保障されることになるのだろうと思う・・・具体的には「医療費の無料化」など・・・日本列島が軍事的緊張に晒されれば、各地の軍事基地が増強され、補強されるだろう・・・・そして、その対象となる地域に、軍事的・迷惑施設の基地になる・・・これも、公的に保障されるべきだろう・・・「平和」という該念も、この観点から、真剣に思考されなければならないissueなのである。

私自身は、現在に置いても、「消費税:30%」を標準にして、この国の軍事、福祉、政治、教育のあるべきsystemの策定が為されるべきだと考える一人である。そして、これを維持するために必要な国民の覚悟もまた、議論の対象であろうし・・・その負担が嫌なら、国外に脱出すべきであろう。

国会議員たるもの、私程度の知識、知見、認識が理解出来ないはずがない・・・選挙区の
大衆的支持者を説得出来ないだけなのだと、思う。つまり、支持者が、どうにもならない愚者なのか、自らの対話能力の貧困なのか・・・私は両方が相待って悲惨な状態になっているのだと思うが、それを配下に収めて悦に入っている「小沢一郎」なる人物の、破壊的な愚者ぶりを悲しく思う。此処にきて、殆ど「認知症的」な政治行動であり、それは、亡国的な言動であろう。まだ、衆議院可決までの時間があるので、良識の回復を待ちたいと思うが、このままだと、次の選挙で姿を消して頂きたい政治家の「一番・候補」に挙げたいと思う。

野田総理と谷垣代表・・・裏のfixerが誰なのか・・・岡田副総理の出現で、対小沢の旗印が鮮明になって来たし、大連立の噂も小さくなった・・・と、言うことは、実現に歩が進んでいるということだろう。或いは、與石幹事長が、平成の「三木武吉」たる成長を遂げつつあるのか・・・ここも、小沢派の分裂への道を進んでいるのかも知れない。

いずれにしても、総裁改選、代表改選が、どの様な結果になるのか・・・余談は許さないが、すんなり現勢力で落ち着くなら、政界再編成は必至だろう・・・55年体制の中に社会人となった私が、2013年体制・・・平成25年体制の方が響きが良いか・・・を、生きた眼で捉えるのか・・・冥途の土産が出来そうである。めでたし、めでたし・・・愉快かな!