九条改訂に弾みがつくか・・・妄想的展望・・・

今回の、北朝鮮のmissile騒動・・・アメリカのpresenceの低下が、北朝鮮の、この様な行動を招くという論調が多いのだが、果たしてそうか・・・勿論、中国の、一党独裁に陰りが見え始めていることの影響が大きいのだとは思うが、地球上の国々が、極東にこんな国が一つ位存在した方がbalanceが良いとの空気があるからだと、私は思う。

中東では、イランが一つのlandmark的存在である。この国の、現在がなければ、中東はnewsにはならない。経済は、それなりの資源を有するEUが振りまわしているのであり、イランの存在等は、格別に問題ではない。シリアの暴動の収まりが見えないと言っても、「弾」がなくなれば鎮静に傾くのだろうし、パレスチナVSイスラエルは永遠のライバルだから、半ば、sportsの様なものである。リビア、エジプト等が、真に民主化すれば・・・疑わしいが・・・この地域は、世界の関心からは遠のく。
出稼ぎ大国・麻薬売人の輸出国としてのイラン・・・若者が育っているとは思えない・・・詰まらない「不満」で、国家を台無しにしている挙動が続く限り、この国の未来はない。そして、宗教的政権にとっては、若者の成長こそが「国家危機」なのだから、未来に見える希望等あり様がない。そんな国と手を結ぶ北朝鮮・・・もし、金正温が一角の人物ならば、北朝鮮の方からイランとの手を切るだろう。少なくとも、国民の国家意識から言えば、北朝鮮の方が、数倍以上に健全だと、私は思う。

極東では、政権の行方は、数百年の単位で観察しなければならない。現・共産党一党独裁も、たかだか数十年・・・中国の王朝も、朝鮮半島の政権・王朝も、その交代は数百年である。寧ろ、金正温が、病を得れば、この政権は短命だろう・・・嘗ての「後・百済」の様に・・・韓流ドラマの中のsceneの様に政権は崩落する。
中国が怖れるのは、広開土王の高句麗である。ここの朝鮮民族が「独立」を語るようになれば、中国東北部は、また火の海になることは必定・・・そもそも此処は、「清朝」が、彼等の故地として、漢民族の侵入を禁じた場所であり、そこにロシアが触手を伸ばしたのが、今日に至る騒動の原因である。かつての遊牧民族が姿を顕れるとは私も思わないが、朝鮮民族の独立国家指向は、現実味を帯びているのではないか・・・と、私は想像する。

漢帝国」と闘い、「唐帝国」と争い、「明、清朝帝国」を手玉に取った、李朝・朝鮮である。高麗帝国が、「渤海」までをその版図に入れようと試み、李朝・朝鮮の初期にも、遼東半島への侵攻の動きはあった。そして、半島王朝の食指が動く時、まず動くのは、半島北方の部族である。
現・「金・王朝」も、その力を南に誇示しながら、実は、北方・・・つまり、かつての高句麗領土の奪還を狙っているのではないか。まず、アメリカとの連携があり、アメリカを利用して韓国と連携し、日本の圧力を利用してロシアを圧迫する・・・中国は、自然に弱体化する・・・と、この一族は読んでいるのではないか・・・韓流・時代劇ドラマに嵌っている私の、少なくとも200年のspanである。

その意味では、拉致とmissileで、日本が「九条」を憲法から削除し、日・韓・中(対ロシアを除いた)の軍事均衡が保たれれば、後は、シベリアを圧迫し、中国を、遼東を含む旧満州から中国を追い出し大高句麗帝国を建国する・・・。恐らく、極東アジアの、最もbalanceの良い割拠の状態が実現する筈である。共産主義等と言う、dogmaもideologyも必要はない。東南アジアをがっちりと支配可能な、極東アジアの実現なのである。吉本隆明は、「排除の論理」を排除する・・・仲間に入れてcontrolする・・・そんな知恵と勇気が、我々に求められているのではないだろうか・・・そんなことも思う。
今回、北朝鮮missile発射が、日本人の肝を冷やし、国家防衛の覚醒を促した・・・恐らく、数年中に、「九条」は削除されるであろう・・・その時の外交的工夫を如何なるものにするかは、可なり重要なissueである。現在、20〜40歳・・・覚悟すべきであろう。