議員定数・削減案・・・賛否同数・・・議長裁定で否決

5月1日・・・「福津市・議会だより」によると、議員定数の削減案が、有志議員の議員提案として、上程された事を報じているが、「賛否同数」で、議長の採決で、 「否決」された記事が掲載されている。提案者と賛成を投じた議員の氏名が明記されている。

現行の定員は「20名」・・・これを「4名」減で、「16名」にしようと云うもの。町議会の時は、22名だったと記憶するが、これを「20名」に減じた時は、見返りに議員報酬がアップされた・・・と、理解されるような、報酬増があり、可なり、市民の顰蹙を買った・・・と、私は記憶している。

否決した側の説明は、市民サービスを低下させないため・・・と、言う事だが、自分の町内に議員が住んでいても、顔もしらない市民は多い。また、議会傍聴が低調なのは、市民の無関心の故と考える議員が多いと聞くが、議場に入る直前にならないと、何が討論されるのか分からないシステムでは、市民の関心も希薄になろうと云うもの・・・月に二度の広報の配布が行われているのだから、直近の議会について、議員の、該議会における「質問・討論」の概要位は提示できるのではないか・・・質疑の一端が見えるだけでも、議場への市民の関心が生れ、傍聴席が、議員個人の応援席から、市民に開かれた傍聴席になるはず・・・しかし、私の、この提案・・・けんもほろろに否定される。私には、殆どレジメなしで、行き当たりばったりで質疑がおこなわれているのではないか・・としか思えない。十数年前の区長の時の感想を踏まえているが、議会が進化した話を聞かないから、今も同じなのではないか・・・だから、削減案が、議員提案になったのではないか・・・と、私は思う。それが否決された・・・悲しいの一言しかない。
勿論・・・福津市・市民の責任は重い。しかし、「議会だより」に目にするまで知らなかったのは、私の責任ではないだろう。せめて、その討論を行う日を事前に市民に知らせるくらいの、政治的真面目さはあっても良かったのではないか・・・賛成を投じた議員を含めての、私の苦情である。

国会の様子は、新聞・TVに比較的詳しい。また重要な(メディアの判断だが・・・)事項については、その記事で私たちも知ることが出来る。しかし、県議会、市議会様子は全くの「五里霧中」・・・先の「ポスター印刷費用」の不正要求も、詳しく、日常的に、市民が知ることはできない。一つには、自治会の「政治的中立性」の姿勢もあるが、税金を納めている市民が、正義と不正の間で、中立であることが許されるのか・・・いや、市民は、「税金のロス」という損失を負担させられていても、議員は、何らの責めも追わない・・・せめて、批判くらいは日常的に、市民の耳に入るシステムが必要なのではないか・・・そんな事に、全くの無関心な議員が、現有数だけ必要なのか・・・16人でも多いのではないか・・・・「酔生無死」の福津市民・・・悲しい姿ではある。