サルコジ退廃・・・円高への道・・・

フランスの政策が、あるいは大きく転換する・・・・新大統領が、「景気浮上」を最優先に、その政策に掲げているからだが、仕事を増やす・・・特に、低い教育レベルを対象とした場合は、公共投資的になり、将来への課題を残しつつ「箱モノ」政策に走らざるを得ないはずである。Populismの行きつく先は、国が代わっても、政府が代わっても、そんなに差があるものではないし、差が生れようもないものだろうと、私は思う。
今回、サルコジ落選の要因には、移民、密入国者などへの、サルコジ政権の財政緊縮があったと考えるのが妥当だが、世界的に見て、「学なきものは去れ」との雰囲気が拡大しつつあるのではないか、日本流に言えば、「腕白でもよい・・・」と、知識への、あるいは論理への道を課論じる傾向への警告になるかもしれない、今回のフランス大統領選挙の結果であったのではないか・・・まだ、その兆候が見えるのは、未だまだ後のことだろうが、私は推察する。能力低きものへの、恩典は、新大統領の下では切り捨てられる・・・一時ドイツで採用された「雇用促進」・・・つまり、能力低きものを海外に出し・・・労働移民として・・・能力の高い外国人の輸入を促進する・・・が、フランスでも採用されることになるのではないか・・・。
日本も、そんな時代に突入しているのだが、まだまだ、政治家が、それを匂わすことに躊躇している・・・が、油断は出来ないだろう。本来、経済先進国に、低開発国から、移民が、密入国を含めて殺到する・・・日本でも、北朝鮮からの密入国が増えているのではないかとの危惧が囁かれる現況なのだが、目に見える対策は、literacyなき市民運動家の妨害で、採用され難い現実にあるのだとか・・・。この国は、もう一度「右翼化」して、大掃除をしなければ・・・との囁きもある。現況、populism的発言の目立つ、talent的政治家を目にしてのことだろう。

早速、「円」が、円高の方に振れ始めた・・・浜矩子氏の「1ドル=50円」の時代の到来が近づいている・・・その時、能力なき、労働意欲なき日本の若者の採用を控えて、中国、東南アジア諸国に、その生産拠点を移す・・・加速を避ける方法は、若者自身の変身以外にはないのではないか・・・生産拠点を海外に移す企業には、そのhurdleとしての「税」を課せ・・・との意見もあるが、越えられない様なhurdleを課すことが可能か、あついは「是」か・・・私には無理なことの様に思う。理由は、「製品=文明」は、一国、一民族、一地域のものではないと考えるからである。所詮は、その「弊」は、我が身に及ぶものだろう。政治、経済のcamphor的方法は、良い結果を齎さないことを、20世紀の日本人はしっかりと学んでいるのではないか・・・詰め込み教育が終われば「ホット」して、巣籠りになる・・・そんな若者の姿が何時消えるのか・・・消えなくても、数は少なくとも、その様な怠惰な若者は、「生かさず、殺さず」・・・適当に処遇する方法が、急速に促進されるだろう「円高」への当面の策だろう。

英国が相変わらず「高見の見物」を決め込めば、後は、ドイツ頼りである。そのドイツのメルケル政権の基盤も、盤石ではない。フランスの新政権が、景気浮上に名を借りて放漫な経済政策に走り、populismの延長としての「ギリシャ支援」の拡大に走るなら、それは、ユーロの破綻にしかならない筈である。

浜矩子氏のnuanceで言えば、ユーロは破綻すべきものかも知れない。寧ろ、女史の勧める、「地域通貨」のよる経済・・・我慢すべきは、その地域の経済として市民、住民が、その責を負い、苦しみを耐える・・・働けば、政界が市場である。国籍はギリシャでも、「マルク」、「フラン」、「ポンド」、あるいは「元」、または「円」で豊かな日々が確保出来る・・・そんな世界が生れるかもしれないのである。中国で「クルマ」を作り、東南アジアで「camera」を作り、フランスのシャモニーに別荘を構え、ラスベガスで息抜きをする・・・日本の若者に不可能な生活styleではないはずである・・・。消費税・10%で、おたおた慌てるでない・・・しかし、今朝のnewsに無関心な若ものには、無縁のブログである。