サイパンで瓦礫処理・・・・

神奈川・横須賀の、瓦礫処理に反対する身勝手な、礼を失した発言を市長との対話集会の映像の中に見たばかりなので・・・「そんな話もあるのか!」と、驚いた。しかし、我々は、何と討論の下手な国民なのか、何と臆病な国民なのか・・・と、自戒を含めて情けない。反対なら「反対」の論理があるだろう。政府の提示するdata、論理に怪しい点があるなら、それを静かに指摘するべきだし、信用しないのなら、自らの行動で立証するべきだろう・・・そして、それが叶わないなら、住居を移すなりして、根気良く、国家と闘うべきだろう・・・と、私は思う。
繰り返すが、観光客は、その瓦礫を見あげているのである。神奈川県にも、横須賀にも、現地にvolunteerで入った人もいるだろう。恐らく、その方々は、瓦礫と面していたはずである。彼等の話を聴く事もなく、只、反対、反対・・・を繰り返しているだけ・・・横須賀とて、津波が全く考えられない地域ではない。また、行政が、どの様に取り込み、どの様に処理するのか・・・その説明も、殆ど聴いていない様子・・・福岡市では、市議会が受けれを認めているのに、市長が一人反対している・・・勿論、横須賀の様な反対意見を持っている方も多いだろう。しかし、先年の大地震では日本中の暖かい支援を頂いた・・・お陰で復興も、比較的に早かった・・・そんな感謝に答える意味もあるだろう・・・昨今、福岡市の職員の不祥事が、連日新聞に報道される・・・飲酒運転、タクシー運転手への暴行・・・等々、市長の、瓦礫へのマナーが、人間的な要因になっていないか・・・「長」の理念、理性、そして知性は、部下の乱れの遠因になっていることは多い。「部下が悪い・・・」では済まされないものがある。市議会が、被災地への同情の気持ちを深くしているのに、市長が、冷淡なmanner・・・これが職員の綱紀に影響しないはずがないとは、私は思わない。

そこで、サイパン・・・・サイパン島バガン島では、concrete補強材に使われる「ポゾラン」・・・私に知識はないのだが・・・が大量に埋蔵され、日本の商社が採掘権も得ているらしいのだが、採掘した後の処理・・・埋めもどし・・・の方法に難があって、実行できないのだとか・・・其処で、ポゾラン採掘後の穴を、震災瓦礫で埋めもどすと言うもの・・・地元住民も、居住地と遠く離れているので、「影響」はないだろう・・・と、行為的。寧ろ、生活の糧がない島だから、その産業が、此処で仕事を生んでくれれば、島を離れている人々も戻ってくれるだろう・・・と、喜んでいた。北マリアナ政府も、好感をもって受け止めてくれている。
しかし、「廃棄物」は、発生した国の、国内で処理しなければならないのだそうである・・・国内法(日本)で、外国に持ち出すのは、禁止されていて、これがhurdleになっているとか・・・嘗て、日本が世界の避難を浴びたcaseもあるのだとか・・・実現の可能性は低い・・・との識者の談話だったが、本当に方法はないのか・・・・瓦礫を、「採掘後の充填材」として商品化して輸出する・・・そんな方法もあるのではないかと、私など考えるのだが・・・何とか、良い知恵を探して欲しいと思う。