尻尾から切れ・・・頭を残せ!・・・野田総理への提言!

造反議員・・・軽く済ませてはならないだろう。ことは、民主党だけではない。日本の「政党」の行儀の問題である。仁義・・・ヤクザに有らずとも、この国の文化であり、西欧のdisciplineに相当するものだろう。しかも、一度は代表まで務めた男である・・・その意味では、今回の、彼の行動は、多分に子供じみてはいるが、きちんと処罰しないと・・・大人になり切っていない議員共の見せしめにはならないだろう。人間、きちんとすべきところはきちんとすべきなのである。遅ればせでも、必要な躾ではあるだろう。
政治とは、本来が、極めて“ヤクザ”的なものである。ならば、そこに、“ヤクザの仁義”が生きていなければならない・・・今回造反の議員も、小沢一郎という、新しい頭目を親分に選び、自らが選んだ親分に「三行半」を付きつけたのだから、「盃」を返すべきなのだが、三行半を付きつけながら、「盃をくれと・・・立候補の公認を貰おう・・・と言う魂胆」だから呆れる・・・。「死客」を送った小泉さんの方が余程立派であり、ケジメガしっかりしているし、それを受けて立った、方々の勲しも称賛したい。このまま、だらだらと引き延ばしが続くなら、民主党は、その根からくさっれいると、云わねばならないだろう。
尻尾切り・・・」と言うが、今回は「尻尾切り」が最良だろう。一人、一人、小者から伐って行く。「盃」を返す仁義すら知らない「小者」から征伐して、初心に返るべきだろう。大物は、それを知りながら、素知らぬ顔で世間を渡ろうとしているのだから、彼等に「名誉」の一かけらも与えてはならない・・・蝙蝠の様な、鵺の様な、輿石幹事長の首は、最後に血祭りに挙がれば、こんかい騒動のfinaleになるだろう。
恐らく、「頭」の首が飛ばない間は、安心しているだろうが、ある日、自分の首が飛べば吃驚するのではないか。一人、一人、伐って行く・・・これが効果的だろうと思う。そうすれば、小者の悲しさ、親分・・・頭・・・への信頼が小さくなるだろう・・・・「俺達の首を刎ねて、己は、収まるのかよ!」と。
谷垣さんとの話会いで、早めの総選挙の噂を流しておくべきだろう。勿論、造反議員の選挙区には「死客」の噂も・・・彼等は、「死客」等は予想もしていないだろうから・・・小沢の風を信頼して・・・その狼狽ぶりも、私は楽しみたい。
先の大戦の悲劇は、狼狽する政治家を他所目に、軍部のpopulismに国民が乗せられたことが原因であり、それに120%加担したのが「学校」である。そして、その教室を優秀な成績で卒業した子供から、犠牲になってい行った。
今回騒動は、小沢一郎という佐官が、未熟な子供を、甘い水で誘い、己の野望を達成しようろしている・・・図である。その行動の図は、橋下徹に似ているが、財力に差があるから、重なることはないだろう。しかし、小沢配下の若者が、小沢学校で学んでいると思っているなら、それはとんでもない勘違いだろう。その悲劇は、直ぐそこに見えているのだが、当人が刮目する以外に救いはない。あるいは、霊感商法に依存するか・・・・。
選挙区で、小沢チルドレンを掃除する勇士が現れれば、それは、草莽の死客である。成功の確率は小さいだろうが、土方歳三の雄姿を見せることは出来るだろう。所詮、小沢一郎は、榎本武明である・・・最後は、権力に寝返り、チルドレンと草莽の死客は葬られる・・・それが、政争の顛末であろう。それを承知で死客になるのが、相良相三であり、坂本龍馬ではないか・・・。共に、西郷隆盛によって葬られたが・・・・。
倒幕を含む明治維新も、終わってみれば、それは「理想」の瓦礫が残っただけである。その瓦礫の中に、彼らが排斥した歴史が残したものが「発芽」した。それが、少なくとも「西南戦争」後の、この国の政治であった・・・と、私は考える。西郷の功績を言えば、それは、純真無知な、新しい時代には無用な人材を道連れにしたことだろう。もし、小沢一郎が、無能な、調子者のチルドレンを道連れにして消えてくれるなら、それはそれで、小沢一郎の功績として、津波の跡地に、「虚像」でも建立して称えれば、彼も満足なのではないか・・・