メドベージェフの択捉訪問

彼とプーチンとの確執も本格的になったのかな・・・・択捉島における、彼の幼児的なmannerの様子に思った。
彼が大統領になった時、プーチンの復活は予定されていなかったのだと、幾つかのnewsで、識者が伝えていた・・・常識的に考えて・・・一卵性双生児か、はまた「男色」でもない限り、政治の世界で、その様なことがあろうはずがない・・・誰もが思ってもいたし、ロシア国内でも、「これでプーチンも終わった・・・」と思っていたことだろう。世子に統治権禅譲した前・君主が復権を狙うのは、当人にその気持ちが薄くても、その配下には、死活問題である。現実に、小沢一郎が、民主党を離脱したのも、鳩山由紀夫が追随しなかったのも、その禅譲と云うものの不可能性と、実現した時の、己の足下の危うさを勘案してのことだと考えるのが正常な脳であろうかと、私は思う。
今回の大統領任期を延長したのも、メドベージェフの復権を阻止する作戦であることは疑い得ないことだろう。あるいは、大統領を、権力を保持しないままに退いたら、韓国・歴代宰相の様に、良くて収監、悪くは死刑ということになりかねない・・・それは、遺族の生命にも関わるものだろう・・・この国は、ツアリー時代の痕跡を濃く残す、いや、そのままの体制で、共産党支配に忍従を強いられ、いままた、プーチン王国が、その「道」を復活しようとしているのである。
シベリア開発が、多くの闘いを近隣諸国に仕掛け、その捕虜の力で進んでいた時代程の進捗が見えないのも、シベリアの僻地に派遣されら技術者・官僚が、なかば、流刑囚人の様な気持ちになっているからだと言われる。国後、択捉も、少なくとも、官僚・技術者れべるでは、大宰府に流された菅原道真の心境にある・・・メドベージェフの、過激なセリフも、彼等に夢を持たせ・・・幻想にすぎないのだが・・・、黙って、ここで朽ちよと、諭したに過ぎない・・・と、私は思う。恐らく、島の住民は、東日本大震災津波を恐怖で眺めたに違いない。明日は、我が身の強烈な光景だったはずである。
この島が、隆起する、陥没する・・・まではならないまでも、大津波で大きな犠牲を強いられた時、日本政府は如何なるmannerをとるか・・・勿論、救助はしなければならない・・・しかし、その被害者をロシア本国に送還することは、ロシア政府が拒否するだろう・・・色々な理屈を述べ建てて・・・。また、その彼が、日本への亡命を求めてきた時・・・移住の・・・北海道へ・・・許可を求めてきた時、日本政府は如何様に対応するのか・・・アメリカが「友達作戦」を実行するはずもないと思うが、もし実行したとして、アメリカは、全ての救出島民をアメリカに拉致するのではないだろうか・・・あるいは、島民は予感しているかも知れない・・・世紀のBig eventとして、歴史に記されるだろう・・・・
その時まで、プーチンが、現在の椅子に座り続けられるか、メドベージェフの生命が保証されているか・・・そのころ、このブログを読んでくれる人がいたら、嬉しい!