白鵬に非があるのか・・・・

14日の大相撲・・・最後の一番。15日目の全勝同士の取り組みへの期待も膨らむ大一番の、白鵬の挙動に、mediaが冷たい。稀勢の里 の仕切りの悪さは、日頃から気になっていた、「両手を付かない」・・・この力士の左手は、行司に近すぎて、行司も見のがしているのではないか・・・他にも、多くの力士に感じるものだが・・・に加えて、「突っかけ」が多い。何度か突っかけて、一度でも成功すれば儲けもの・・・との意識がそうさせるのではないかとすら、思いたくなる。
昨日の仕切りも、最初の立ち合いでは、両手の両方すら付いていない、中腰のままに、突っかけた・・・と、私の目は捉えた。NHKも、仕切りの様子が明確に分かる位置にcameraを置いてもらいたいと思うし、怪しいと感じたものは、行司の軍牌如何に関わらず、再生ビデオで、視聴者に見せて欲しいと思う。
私の好きな「豊真将」の仕切りは美しい。腰もしっかりと落ちている。このマナーの良さが、勝敗を可なり左右しているのではないか・・・相撲協会も、それらを考慮した、「mannerの星取り」を統計し、公表して欲しいものである。
希望を云えば、仕切りの最初に、「両手」を付かせることから初めて、立ちあがるまで、土俵から両手を外すことを禁じれば良いのではないか。ずるい立ち合いが勝利に繋がる・・・不正の旨さが勝利に結びつく・・・国技と云うなら、神技と云うなら、人間の「悪さ」を完全に封じ込めてこそ、その価値が高まるのではないか。
怒り心頭に達した白鵬のマナーが決して褒められたものではない・・・私もそう思う。しかし、誰かが訴えなければ、相撲道は廃れてしまう。日本の相撲道に心酔している白鵬にして止むにやまれぬ行動であったと、私は評価する。加えて言えば、仕切りがきちんと行われる様な相撲なら、豊真将は、早くに「大関」になっているだろう・・・私は疑わない!