敵中に糞を垂れる・・・

「敵中に尻をまくる・・・」とも言うらしい。私より10歳ほども年長の、メキシコ戦を見ての感想である。つまり、戦況が分かっているようで、己の技術に溺れるとしばしば・・・と。現場の災害にも似たことがあるだろう・・・と、shift managerの経験のある私に分からない筈がない・・・と、云わんばかりの、メキシコ戦評なのだが・・・そこまで云うのかな・・・そんな顔の私に、「お前は甘い!」と、一括。
確かに、2点目を献上した直前のプレイは、軍事裁判ものだと、思う。前回の試合でも、キャプテンが大声でイレブンを叱る場面があった。その時は失点に繋がらなかったから、そのプレイが、再び・・・と云うことだろう。競り合って奪われたボールではない。技術に差があって奪われたボールではない。全くの油断というよりゲームを行っていることの意識が希薄なのである。「そんな瞬間もあるさ・・・」と、慰めるのが、日本人の美徳かも知れない。しかし、しかし、それは美徳でもない・・・否、悪徳なのである。結局、その一点が負担になって、更に点を奪われ、試合には負けた。試合にまけたのではなく、気の抜けたルーズな行動が、試合を壊したのである。
韓国戦では、修正をされるだろうが、私は、その選手は、金輪際使ってはならないと思う。恐らく、90分間の緊張に隙間なくその緊張を維持できない弱さがあるのだろう。高校soccerなら、また来年がある・・・大学に入ってから・・・と、逃げることも出来るだろう。しかし、Olympic soccerは一度限りのsoccerなのである。共に闘った10人の人生を台無しにした瞬間だったと、生涯の負い目にするべきだろう。
また、あの時のkeeperの判断は正しかったのか・・・解説者が触れないから分からない。私には、状況判断を誤ったのではないか・・・と、思うのだが、二つのmissが重なって試合に勝てる筈がない。あたら、才能を無駄に燃焼させたJapanだっと、私はため息をついた・・・