李明博の愚行に思う

領土と云うものは、歴史のある瞬間の力関係、あるいは、環境の条件で決まるものである。世界地図を紐解けば、トルコの周りを、ギリシャの島々が取り囲む様に点在する・・・世界地図だから、実際の、トルコ本土との距離はあるだろうが、ギリシャ本土との距離に比べれば、「指呼の間」と云っても良いだろう。ここに、領土問題が顕在化しているのか、否か・・・ご存じの方がいたら、教えて頂きたいものである。おそらく、数が多いのだから、お互いに、相手を認め合って共存を認め合っているのだろう・・・と、思う。しかし、300年間余りに亘って、ギリシャを支配して来た トルコにしてみれば、nationalism的な国民の請求がない・・・と、云う事はないだろう。
因みに、アメリカは「プエルトリコ」を併合した。その以前、日本に依る「大韓国」の日本支配を黙認するmannerを示し、日本に依る併合がおこなわれた・・・私は愚行だと判断するが・・・しかし、国家とは、その時代に即した対応を行うものであり、後年に、改めるべきを改める知恵の使い方で、平和に共存の出来るし、戦争状態に、高いcostを費やさねばならなくもなる。
尖閣列島は、中国の「認知症的」要求であり、恐らく、胡錦濤が、秦の始皇帝の様な感覚になっていることに原因があるのだろう。恐らく、対馬も日本列島も「中国」と思っているのだろう・・・誇大妄想。この国家のethosと言えなくもない。領土を広げないと安心できないethosである。唐帝国しかり、明帝国しかり、近くは清朝しかりである。そして、政権内部から腐敗を進める・・・この国の命運は、数百年をspanにしないと、現実を見誤る・・・その意味で、毛択東に名を為さしめた「日本軍部」の果たした役割は、余りにも重い。清朝が、漢民族の立ち入りを禁じた満州に手を伸ばした愚行・・・今日、日中間の関係に大きな暗雲を残したのである。その果ての尖閣列島・・・最終的には、「戦争」で解決するしか方法はない・・・故に軽々しく行動してはならないのである。私の短期的な視点では、まず、台湾の中国化・・・香港よりも先だろう・・・そして、尖閣列島であろうと言うもの。一時、大量に帰国した「頭脳」が、また、余りに変化の遅い中国の現状に、また流出の傾向にある・・・そんな、内外の論評もあるとか・・・中国人;庶民;の、「金ブーム」も、海外流出の準備かと評する識者も多いとか・・・10年間でアメリカを追い越すと・・・政府高官の弁だが、結果は「墓穴」を掘ることになるのでは・・・私の予想である。流失が始まったら、この長い国境線、周辺の異民族・・・チベットイスラム・・・そこは「大きな穴」である。後、100年生きることが出来たら・・・・その内部崩壊が楽しみなのだが、残念!
李明博に話を戻す。今、北朝鮮が、日本に「春風」を吹きこんでいるかに見える。拉致事件の発生以来、日本は、この弱小国家への怒りを露わにするの余り、ボタンの掛け違いをして、今日に至る・・・結局、「得」をしたのは北朝鮮・・・しかし、此処に来て、学んだ日本の外交mannerに北朝鮮も手を焼いている様子、加えて、政権交代が目の前の中国の同様は大きい・・・今後、頼りがいのある国とは言い難い・・・南に頭を下げるのは嫌だ・・・と、云うより、この国を恫喝しても、hardな政権が誕生しそうな雰囲気も漂う・・・其処で、同朋を穏やかに受け入れてくれている日本への食指を動かしている・・・恐らく、韓国国内では、北の先制攻撃への怯えが現実味を帯びているではないか・・・しかし、明らかな・・・アメリカを動かす様な兆候・・・が見えていないだけに不気味である。李明博の足下が揺らぎ始めた・・・彼の焦りではある。
加えて、兄の汚職が明らかになり、これと彼が「無関係」とは言い難い。積極的に手を出していなくても、兄の行動を止める行動が明白にならない限り、李明博も同罪であろう・・・その辺りが、日本と韓国の違い・・・羨ましいと思う日本人も多いだろう・・・・。外電の記事では、既に、レームダックの状態だとも伝えられる。韓国の大統領に再選はないから、何故慌てるのか・・・不思議なのだが、大統領の職を離れた途端に、逮捕・禁固(刑務所)・・・時には「死刑」判決・・・のrootがnewsになる。自殺した、元大統領もいる。
ここで、「愛国心・大統領」の姿を見せておかないと「危ない」・・・それが、竹島訪問となったのであろう。日本で生れた大統領なのだから、直ぐにでも、日本への亡命を明らかにする方法もあるのではないか。あるいは、一端、アメリカへ亡命・・・しかる後に、日本で悠々自適・・・とする方法もあるだろう。何故、今、日本を敵にするのか・・・悲しいことではある。
広島、長崎の「原爆の日」の様子を見ても、日本に於いても「平和の意識」が希薄になっていることを感じる。日本の大陸・東南アジア侵攻の様な戦争がいきなり勃発することはないだろうが、小さな島を巡って始まる紛争が、「核戦争」に拡大しない保証はない。経済水域も、島国の様な弱小国家の為に設けられた国連決議だったはずだが、中国の様な大国が小さな諸島に触手を伸ばす、ロシアの様な大国が、先の大戦の戦果として、小さな島の領有権を手放さない・・・また、大統領が、自己の地位の安泰を画して、小さな島の領有にenergyを傾ける・・・内政問題の隠蔽のために・・・この様な状況が、世界に戦火を広げ、核戦争を誘発するのは、絶望的に悲しいことである。じっくり時間を掛けて、領有権を棚上げにして、お互いの利益を確保する「外交政策」的な協議を行うべきであり、利益の配分を常に調整するsystemを構築するべきだろう・・・ロシアでは、プーチンが、「私の力が、もう少し強くなれば、解決の方法も探れる・・・」と、森・元総理に語ったそうである。この島が、地震津波で、壊滅的な被害を蒙る恐れが、その心中になきしもあらずだが、何を置いても、シベリアの開発が喫緊の課題なのだろう・・・この地域(シベリア・極東)は、エカテリーナの時代から、戦争で得た捕虜によって、細々と開発が進められてきたのである。日本兵のシベリア抑留も、その一環だった。もう、そんな時代は訪れない・・・プーチンの胸の内を忖度するのも、一つの「平和・希求」の姿勢だろう。
また、新しい時代の「シベリア・新幹線」構想も、日露の間で話題にはなっているらしい。日欧の貿易のcostに寄与するところ「大」であると言う。アメリカの鉄道王・ハリマンと、桂太郎の夢が叶うことになる・・・草葉の陰で、小村寿太郎が、臍を噛んでいるかもしれないが・・・。日露戦争の「決算報告」を閉じることの出来る日も近い・・・善きかな、良きかな・・・・。そんな時代に逆抗する「李明博」・・・最後の、愚かな「韓国大統領」になれば、それも、歴史への貢献だろう・・・辞任後に「死刑」にならないことを祈るばかり・・・幸あれ!・・・と。