救いはメディアの冷静さ・・・

李明博さん・・・何をご乱心なのだろう。余程、後ろ暗いものを隠しているのだろうか。はたまた、実兄が「死刑」の判決でも受ける恐れがあって、己の最後の「宝刀」、つまり、大統領の権力、あるいは人気で、その軽減を図ろうとしているのだろうか。それにしても、韓国大統領とは、「命懸け」で勤めるものなのだな・・・と、それでも、大統領になろうと努力するのだから、並大抵の人間性では務まらない・・・日本の総理には、政治家には、それほどの覚悟がない・・・喜ぶべきか、悲しむべきか・・・私にはわからない。
次期の有力な大統領候補は「朴槿恵」・・・竹島問題は、父が残した案件である。解決しようとすれば、韓国大統領としての「業績」が疎かになるだろうと、私は思うのだが、人気があれば「由」とするなら、どうせ一期限りの大統領なのだから・・・「我が領土」と叫び続ければ、それで、責務を果たしたことになる・・・それでいいのだったら・・・韓国大統領も気楽な稼業だな・・・と、思わないでもない。
今、日本と北朝鮮の間に、僅かながらも「雪解け」の兆候が見え始めている・・・国内にも、「親・北朝鮮」のmood無きにもあらず・・・一つには、北朝鮮人民への同情、もうひとつが、理想化された社会主義への願望・・・後者が消えたものでもない。現実に、「脱北者」の北への「脱南者」が後を絶たないというのだから・・・「脱北者」にスパイの嫌疑が厳しい所以でもある。
EUギリシャ問題が鎮静化した分けではない・・・チャーチルを押しのけて、フランスが扇動して成し遂げたEUである。イギリスが、あるいアメリカが、積極的な支援をするはずがない。ドイツもフランスも、強力な「右翼」を抱えている。加えて、ドイツには「ナチ」の恐怖が消えたわけではない。EUの景気は容易には戻らない・・・中国の景気の陰りは当分続く・・・日本がスワップ(5兆円超)の延期を止めれば、韓国経済への影響も深刻だろう。
島一つが・・・日本人の感覚ではある。しかし譲れない・・・これは国民感情である。李朝・朝鮮には、幾たりかの名君が存在する。私は、「世宗」が好きだが・・・次期・朴大統領に期待できるか・・・・
現時点での私の安心は、日本mediaの冷静さである。「さかのぼり日本史」・・・韓国・国民と、「さかのぼり韓国史」を「肴」に、お酒でも酌み交わす雰囲気が生れれば、愚かな紛争を避けることは可能だろう。