傭兵野党・・・・

自民党も情けない政党になり下がっている。谷垣総裁の勇気ある辞任が求められているのだが、当人が、全くもって、その事が眼中にない。野党党首と与党党首・・・それぞれに異なる資質が要求されているのだろう・・・と、私は思う。かつては、河野洋平が、その任を見事に果たし、自民党を今日に繋いだ・・・己の果たし得なかったことは、息子の「太郎」に託したつもりだったのだろうが、「太郎」と名の人物は、どうも「名前負け」するらしい。政治の世界が世襲では面白くもないから、これでいいのだろう。しかし、谷垣さんの、椅子への固執は、少々卑しく見える。
その弊害が、一部を除いて、元・自民党、元・民主党の「はぐれ鳥」の弱小政党を「傭兵化」して、政局を動かそうとする、卑しい魂胆である。
政党・条件の甘さも問題であろう。三人寄れば文殊の知恵・・・とは言うが、5人集まれば政党が作れる・・・二大政党時代考えた小選挙区制とは、全く矛盾するものである。小さな街で、隣街の大きなヤクザに媚を売りながら、小さな集団で悪さをする、小賢しい「小ヤクザ」の様なものである。大きなヤクザなら、それなりの役割もある。自らは何の力もない、小・ヤクザが、最も市民の敵なのである。いまや、民主党政権下では、自民党の傭兵となる小政党・・・恐らく、自民党政権になれば、民主党の傭兵となるのだろう。
小ヤクザの様な政治家だから、国会のある東京では殆ど仕事も役割もない。地元に張り付いて、次の選挙の準備に余念がないから、当選の確立も高い・・・故に、日本の政治を不安定するのが、自らの生存の知恵なのである。加えて、彼等の選挙地盤には、「政治音痴」が多い。盆踊りで踊り、運動会で醜態を晒し・・・カラオケ大会で下手な歌を唄って、支持者の脇の下を擽れば、次の選挙では当選できる・・・そして、国会では、傭兵となる・・・蝙蝠と云っても良いだろう。
彼等は、国会議員削減を絶対に考えない。また、その支持者も、そんなことが在っては困る。もし定員削減になれば、絶対の当選出来ないのは明らかなのだから・・・民主党自民党も、その様な議員を排除すべきなのである。その為には、政党結成の条件を、「国会議員;20人以上」とすべきである・・・と、私は思う。そして、「党議拘束」を憲法、あるいは国会法で禁ずる・・・「党議拘束」に違反して離党すれば、先ずは無所属・・・ここで辛酸をなめれば、人間的にも成長を期待することが可能だろう。