跳ねあがりの効用・・・・

丹羽大使の乗ったクルマの国旗を略奪・・・長崎で「国旗」を焼かれて、怒り心頭に達して、可なりの期間、日中間に「国交断絶」に近い状態が生じた・・・歴史を学ばない者には無縁のことだろうが、「他人(ひと)を見て、我が身を直せ・・・」と、これは、中国古来の碩学の言葉である。日本であれ、中国であれ、「バカ」は存在する。バカとは「馬鹿」と書く。馬と鹿の区別がつかないことを云う。時には、被害妄想から生じることもある。「西郷隆盛」が、日本を滅ぼす為に、ロシアから帰国する・・・と、恐怖して、ロシアの皇太子に切りつけた巡査がいた。日露戦争の前の時代である。韓国にしても、中国にしても、国民・力のない国の国民・市民は、盛んに「国旗」を燃やす。国旗が、唯一「神」の様な存在であるアメリカやフランスなら、国民も激昂するだろうが、我国は、国旗が「風呂敷」代わりに使われるお国柄である・・・「なにしてはんなるのだろう・・・」と、多くの日本人がせせら笑っている・・・中国、韓国のmediaも、そんな情景を報道すればよいのだが・・・商売上は無理かもしれない・・・暫くは、「空鉄砲」を打たせておくにしくはなし・・・と、いうところだろう。
丹羽大使の公用車を襲ったのは、ドイツ製の高級車であったと云うから、政府高官の「バカ息子」の愚行かもしれない・・・と、私は想像する。父親の「威」をかさに着て、勇ましい所を見せたつもりなのだろう。「親の心」を、子は知らず・・・の図だろうとは思うが、政権内の主導権争いの一端かも知れない。
どんな人物が俎上に乗るか・・・冤罪を着せられた人物の可能性が50%はあるだろう。しかし、それは、政権の崩壊か、政権の交代後に、真相が明らかになるだろう。これで、日中間に、一つの雪解けが現れれば、この暴徒の「陰の巧妙」と云う事にはなるのだろうが・・・当人が望んだ「英雄」にはなりえない。悪くすれば、密かに、絞首台の露と消えるこになるのだろう。
この影響・・・韓国にも波及するだろうから、李明博在任中に、駐韓国・日本大使を襲う事例になるかもしれない・・・いや、可能性は大きいだろう。その時、韓国民が、「安重根」の再来と評価するか、あるいは否か・・・歴史の影が語る、現代史として楽しみなものではある。何れにしても、カントが云う様に、隣国同志が丸く収まるはずがない・・・況や、知恵のない隣国においてや・・・歴史教育が、次の世代の悲劇を招く・・・我々は経験者でもある。