自民党総裁選挙・直前予想・・・

昼まで待てば結果はでているのだが、それでは面白くない・・・そこで、私の予想・・・・は、ズバリ・・・「石破!」。理由は簡単・・・今回の谷垣・前総裁の立候補が不可能になったのは、同点・9回裏の満塁で、「バント」が出来なかった不手際である。民主党が如何に弱体化しているからといって、輿石幹事長は、政界のドンである。自民党で言えば、森喜朗が幹事長になったようなものである。野田総理を相手にするのなら、谷垣戦法で、バッターボックスで、強振していれば、敵失を期待できても、相手が輿石幹事長では、そう簡単なことではない。相手の「逃げ道」を全部塞いで攻め立てれば戦が勝てるかと言えばそうはならない。逃げ道が準備されていてこそ、相手(責められる側)が弱体になるのである。韓流・時代劇ドラマの「城攻め」と同じなのである。何が何でも、相手の首領の首を取ろうと思えば、攻める側の犠牲だけが大きくなる。今回、自民党総裁選で、将来に総裁選を戦うことを夢見る政治に、良き参考になったのではないのか・・・。
最悪、石原を総裁にしたら、当面の自民党に「芽」はない。何故なら、彼の忠義振りが、谷垣をここまで追い込んだとも言えるし・・・親父の指南があったのだと思うが、馬鹿な大将に忠実に仕え、土壇場で、その首を刎ねる・・・恐らく、政治の手法は「谷垣」的になり、己の醜い姿を、自らclose−upするだけになるだろう。自民党の分裂のきっかけになるかもしれない。無難なのは、「安部」だろうが、彼総裁になった時の布陣が見え見えであるだけに、議員票が集まり難い・・・という隘路があるだろう。そして、橋下徹との連携が噂されれば、「石破」との連携にも、最初から罅が見え隠れする・・・。
ケネディーが激化の紐を引いたベトナム戦争を、ニクソンが納めた・・・野田が、紐を引いて、田中・大平の遺産を壊してしまったのなら、「石破」がその修復をする・・・秀吉の後始末を徳川家康が行い、維新の元老の影が薄くなった第二世代の維新軍人が、ぶち壊した・・・。そして、戦後の政治家が、その修復をした。
次の政権の自民党総裁候補に、その明確なビジョンが見えないのは残念・・・前政権の、失敗の修復は、その次の政権の責務でなければ、政権交代の意味はない。五人の候補に、そのことが何処まで理解できているのか・・・煩い問題は「長老」に任せて・・・と、云うのであれば、短期政権の盥回しは、まだまだ続くことになる・・・・結果を待とう!