日本の前科・・・・

昨今の中国の現状・・・イギリスの暴動で、pet bottle一本を略奪あいた暴徒に、ロンドンの裁判症は、禁固6年(6ヶ月ではなかったと思う・・・聞いた瞬間に、我が耳を疑ったから・・・)を言い渡したと言う。そのcommentatorは、これが法治国家と云うものだ・・・と、発言していた。私も、全面的に同感である。罰は、罪・違法な行動の軽重で科せられるものではない。その違法な行動の意味するもの、市民生活の安寧の条件を乱した事で、下されるものでなければならないのである。その意味で、日本の刑事罰の科量は、違法的に甘い。おれおれ詐欺が、増加の一途を辿り、虐めが減少せず、それどころか、犯罪者を教室で育てているが如き現状を生んでいるのも、この理由にあるのだと、私は思う。また、「暴力団」と、一定の条件を満たしたgroupに「名」を冠して一般の市民との差別化をしながら、彼等の反逆に対応しきれない警察力の行使も、此処に原因があると私は思う。暴力団であると、単なる違法な暴力であろうと、その結果に即した厳重な罪が与えられるべきなのだ・・・・。少し、話が逸れた・・・
中国や朝鮮に手を出すな・・・世紀末の「勝海舟」の言葉である・・・つまりは、彼等には、彼らなりの近代化への道がある・・・と、言うことであり、西郷の征韓論と云われる言説も、この勝海舟の言葉から考えれば、巷に敷衍するものとは違うのではないか・・・との、説もある。しかし、日本は、西郷を神の如くに祭り上げ、ロシアの南下政策に怯えて、韓国の近代化を、韓国への内政干渉と形で、遂に、「韓国併合」にまで至った。そして、満州へ手を伸ばした時に、国内には、ファッショ政治を誕生させ、幕末の、維新理念を、膨張主義的植民地政策の摸倣に走った・・・その時の日本の状態は、昨今の「中国」の姿である・・・と、今朝(14日)の時事放談で、武村正義氏が語っていた。直近に中国の観光旅行をしたとか・・・demo光景に思う感情とは、中国人の感触は違っていたと・・・楽観的なcommentだった。また、ノーベル文学賞・受賞の莫言氏のcommentも、あのdemoの騒動、騒乱とは、違ったものだった。
日本のmediaが、概ね平静、右翼も、地方では殆ど、その沈黙していたのも、若者の無関心もあるが、昭和前期に至る日本の状況を知る高齢の日本人のしからしめるものではあるだろう。人間は、「過去」に学ぶものであり、「愛国教育」の最たる弊害は、この教育が、過去に沈黙することにあることを如実に示している。日清・日露に、その時間を戻るのが「過去」を学ぶことにはならない。そこに、恨みを増長させるものではない・・・アメリカへの恨みを原爆を語ることで繰り返す日本人がいないわけではない・・・しかし、概ね、それが馬鹿げていることを我々は知っているのである。

識者も大衆に阿ることから逃れられない・・・・こともあるだろう。しかし、それを見極めるのは、庶民の意識である。恐らく、日中、日韓の高齢者の意識には、お互いに忖度しながら「歴史」を語る良識は存在するのだろう。「人老いぬ、人また吾を老とよぶ・・・蕪村」・・・そんな老いが、歴史の重みとして、歴史に貢献する・・・信じたい!