無政府国家・・・愚痴りたくはないけれど・・・・

この国は、「無政府国家」・・・そう呼ぶのが相応しい。「国会解散」は、総理大臣の専権事項であって、事前に名言する必要はない、加えて「嘘」をついてもいいのだ・・・・と、評論家先生や与党の政治家は言うが、それは政局に己の“力”、あるいは“権威”を保持できている総理大臣にして言えることで、彼方此方と、野党の間を「物乞い」同然の姿で協力を呼び掛ける総理大臣、与党党首には、「枯葉の紙幣」でしかないのではないか・・・
嘗ては、「抜き打ち解散」もあった。議員が議場に入った途端に、「解散詔書」読み上げられ、議長が解散を宣告する。あるいは、「ばかやろう」解散もあった・・・もしTVが存在していたら、超効率視聴率を勝ち取ったことだろう。「曲学悪是」なる暴言も懐かしい・・・当時は、東大総長と筆頭にした学識経験者が大騒ぎしたものだが、講和条約日米安全保障条約・・・等々、殆どが、吉田茂の判断の正しさを歴史は伝えている。「反対」の側に非難を浴びせているのではない。一つは、総理大臣に「悪口雑言」を発する程の圧力を掛けられない、野党の面々と在野の学識経験者、識者への、私の苛立ちである。もう少し、言葉で、言論で、総理大臣、与党の面々を追い込む努力をして欲しい・・・親心である。
在野が弱体なら、馬鹿でも”チョン“でも、宰相は務まる・・・国力は日に日に落ちて行くが・・・韓流時代劇ドラマの「主題」だと、私は楽しんでいる。今、「ワンゴン(王建)」が佳境に廃いて入るが、新羅の凋落は、王朝の人財の枯渇、王を目くらましにして「利」を貪ることしか知らない臣下に囲まれた「王」の姿であり、方や、一代で「王国」を作り上げても、その後継者を育てていない「王」の悲哀である。私は、前者に「社会党」の姿を想像し、後者に「現・民主党」の姿を想像する。

「王」成らざる人物を王にせざるを得なかった・・・その王朝の凋落が、私には悲しい光景である。どちらが勝っても、次が楽しみな闘争・・・これが、真の闘争の姿であろう。落城させても、何の得るところのない「城」・・・それが、民主党と云う「城」ではあるのだが、落城の後に、如何なる「城」を築くか・・・そのvisionを示し得ないのは、自民党である。残りの群小・野党は、傭兵の要請があれば、「小銭」が稼げると、日和見を決め込んでいるだけ・・・政府もなければ、反・政府もない・・・橋下徹が、「ヒットラー」になってくれれば、そんな危険な、淡い夢を抱いている人々も増えているのではないか・・・若者よ!・・・君は「危険水域」にいるのだと・・・耳元で囁いてやりたい・・・気分。