*国会解散の論理とは・・・・

解散の権利は総理大臣の専権事項である。そして、しないのも、総理大臣の専権事項である。従って、相手の口車を、巧みな日本で玩具にしながら、その専権の権利を十分に活用して、己の政治生命の維持を図る。日に日に、野田佳彦なる人物の表情が卑しいものになっていく最大の原因なのだろう。そして、コップの水の表面に汚れが浮かぶ様になると、その水には、細菌がうようよ・・・一攫千金を狙う「山師」の様な政治家が蠢く・・・。この国でCoup d‘étatが起らないのが不思議であるが、決して、国民の叡智が、そうさせているのでもあるまい。一つは、高齢化で、政治も世間(国民)も、高齢化・認知症的症状を呈していること・・・。まぁ・・・倒幕運動・戦争が、薩摩、長州の意趣返しにすぎない政争だったことを思えば、それでも、国体なき国体を、国体足らしめ、今日に至っているのだから・・・まぁ、由とするべきか・・・情けない話ではあるのだが・・・。
また、理解する前に・・・あるいは、その努力の前に・・・・色々と政争の具にされているのが、この国の国民である。多額の国債残高・・・遊びにbusinessに、高速道路を走っている「君」、それが、この国債残高なのだよ・・・と、耳元で囁きたくなる。ピラミッドや万里の長城、そして、奈良の大仏・・・その時代の、不況克服のmonumentであろう。しかし、当時に「国債」を発行できるわけもないから、戦争で得た厖大な戦利品と奴隷・・・特に奴隷は、戦争が終り、その後処理に使役した後は無用の長物である。しかし、遊ばせておくと、何をするか分からない・・・現代でも、生活が安定してくると、demoや不満が募るに似ている。そこで、敗戦国から奪取した財を投じて、奴隷を使って・・・結構、大事に使ったらしいが・・・「事業」を起こす。経済理論も存在しかった・・・だろうと思う・・・から、役に立つ「箱モノ」など作り様がないから、ピラミッドになり、万里の長城になり、奈良の大仏になった・・・大仏に願を掛けて拝んだとて、何も得られないことは、当時の庶民でも知っていただろう。政治とはそんなものである。
それが理解できなくて政治家・稼業が成り立つものでもないのだが、世間の、正義感溢れる馬鹿・阿呆を説得する必要はある。現今、野田総理の脳中には、その「騙しの手法」が、旨く作動しないあせりだろう・・・政権担当の経験を持つ人財の不足のしからしめるものである。お互い馬鹿同志、野党の党首に「騙されてくれ!」と懇願するには手土産が要る。その礼儀・作法に無知なのが、民主党の面々・・・「老人クラブ」が、騒いでも、鼠の一匹も出てこないのではないか・・・。

解散・・・国が滅びるより、選挙に負けることが怖い。第二次世界大戦にイギリスを指導したチャーチルも、直後の選挙に敗北・・・首相の座をうしなった。そして、7年後だったか、帰り咲いた時は、その精力を残していなかった。野田佳彦!・・・君は、チャーチルに如かず。