衆議院・解散・・・

日本の政治史に残る、面白い「選挙」が見られる
・・・長生きはするもんだ・・・・!

この解散・・・名称は、「合意解散」とでもいうのだろうか。内容は、民主党内のごたごたに片を付け、第三極を牽制するものでもあるだろう。石原慎太郎も、橋下徹も、解散は、来週あるいは、12月と読んでいたのだと、私は思うのだが、そうだとしたら、相当に慌てなければならないだろう。小異を捨てるのは、単なるcamouflageでもよいのだろうが、大同に付くのは、相当な困難をともなうのではないか・・・如何なる組み合わせでも・・・裏で、第三極を牽制する合意が、民主・公明。自民で出来上がっていたのではないかと・・・私は疑う。
解散風が吹き出してから、社民・共産の影が薄い・・・また、両党の発言が全く聞こえない。多少は気になっているのだが、裏で、小沢一郎との協力関係でも進んでいるのだろうか・・・選挙が始まれば、明らかになって来るのだろうが、何れの解説者も、社民党共産党には全く触れない・・・これもまた不思議なのだが・・・。
党首討論は、詰まらなかった。アメリカの、オバマVSロムニーの討論が、抜粋(TV)ではあるが、白熱していただけに、その比較で見るからだろう。また、時間も短か過ぎる。私は、首相の初心表明に対する代表質問を、1,2時間の時間を掛けて討論形式で行う方が、もっと実のあるものになるではないだろうか・・・と、思うのだが・・・。
明日からは、既成政党への批判が氾濫するのだろう・・・つまり、第三極と云われる政党には、時間が足りなくなるはずだから・・・私は、populismへの傾斜が防げるのかな・・・と、新政党に厳しい選挙日程を好意的に受け止めている。弱小政党の組み合わせ、あるいは、ブロック組み立ての如き政治情勢が決して良い結果を生まないだろうと思うから・・・。

しかし、民主党常任委員会の面々・・・全く面子を潰された格好。輿石幹事長の辞任もあるのかもしれない。あるいは、民主党の分裂が、この数日間で進行するのかも知れない。民主党提案の「法」が、民主党の反対、自民・公明の賛成という、妙な構図で成立することになるのだろうか・・・・。