神輿は軽くて、パーがいい・・・・・

「神輿は軽くてパーがいい」・・・田中派が、中曽根康弘を押した時の、小沢一郎の一言だと、ウイキペディアにあるが・・・世間には、海部俊樹に向けられたものと伝えられた・・・・小沢一郎自身の望む「政治家気質」のことだったのだろう・・・と、ウイキペディアを読みながら思った。そして彼は、海部俊樹に言いたかったのかも知れない、内心では「嘉田由紀子」に最適の人材だと思っているのではないだろうか。今回も、政治ヤクザよろしく、fixerとして、軽い神輿を同志と云う朗党に担がせて、自由自在に首を切ったり繋いだりして、最後の政治家人生を飾るのだろう。
しかし、「金・竹・一」・・・“一”が小沢一郎である・・・に似た政党が、「日本未来の党」・・・小沢一郎は、古巣の臭いに似た、新しい住処を嗅ぎつけて、早速、軽い神輿・・・つまり、嘉田由紀子を担ぐことにしたのだろう。こねくり廻したかった海部俊樹に代わる、念願の軽い神輿(嘉田由紀子)を手中にして、今は、有頂天なのだろう。嘉田由紀子が、どんな軽い台詞で捨てられるか・・・演歌・歌詞の作者連が、満を期して、いろいろと構想しているのではなだろうか・・・楽しくなる。

告示を直前に、嘉田由紀子が踊り出て来た・・・勿論、小沢一郎のfixerとしての影は明晰である。それに、色々、言い寄る不男達が、言いよっている・・・政党名は「日本未来の党」。政権もなにもなく、何が「未来」なのか理解に苦しむが、イケメン芸人の支持が、その原動力らしい。同じ街頭演説に立てば、その不男ぶりが目立つだけではないのか・・・余計なお節介だが、心配ではある。
現場で、油にまみれる・・・装置の操作とは、何時の時代も「潤滑油」との格闘である・・・ことも知らず、汚れることも知らず・・・常にfoot lightを浴びることしか考えない「芸人風情」が、原発問題等を論じるのは、笑止千万・・・そんな面々に踊らされて、政治を論じる、批判する愚衆的大衆が、嘉田由紀子をして、自らの墓穴を掘ろうとしているのである。

橋下徹の二番煎じなのか、滋賀県知事は退任しないのだそうである。結局、小沢一郎が、国会議員の誰かを影武者にして、嘉田由紀子がremote controlする心算なのだろうが、何時かは、小沢一郎の強面が表に出るだろう・・・が、冒頭の「神輿は軽くてパーがいい・・・」と、しっぺ返しを喰らうのだろう。勿論、私は、小沢一郎の政治生命を断つことを期待しているが、この2,3日の彼女の表情には、その決意を読みとることは出来ない。あるいは、参議院小沢チルドレン達は、喜んでいるかもしれない・・・それまで、嘉田〜小沢の蜜月が続いたとしての話ではあるが・・・政界が、そんなに生易しいものなのだろうか・・・。

これに、みんなの党がすり寄ろうとしている。ますます、魑魅魍魎の暗躍である。小沢と渡邊・・・これが連携すれば、これ以上の野合はない。石原・橋下以上の野合ではあるだろう。

ポスターの印刷を終るまで、予断を許さない駆け引き・野合の陰謀が渦巻く今回の総選挙前夜の様相である。その意味では、歴史に残る「総選挙」になるだろう。そして、民主が政権を得ても、自民党が政権を得ても、次の参議院選今日は、衆参同時選挙になるのではないだろうか・・・その時、まらぞろ政党が現れるのだろう。もし、この状況から「円」が安くなれば、それは瓢箪から駒の功績になるのではないか。