アメリカの術策に乗せられるか北朝鮮・・・

戦争で仕掛けた方が勝てば、侵略であるが、事情は何であれ、仕掛けて負ければ、それは単なる「敗戦」である。そして、その汚名も、その置き土産も、次の勝利が得られるまで続く。臥薪嘗胆が強いられる。今日の日本で、盛んにアメリカ攻撃をする政党があるが、その一つは、戦後に、アメリカを、日本改革者として絶賛もしたのである。また、当時の状況・・・data的というべきなのだろう・・・舌先では、「闘う」ことを選択した政策を強ち誤りだとは言い難い・・・先頃から、そんな論調も存在する。つまり、日本は、開戦後に見せたアメリカの物流作戦に破れた・・・とする主張である。第一次世界大戦が、「国家総力戦」の嚆矢だとすれば、太平洋戦争は、その潜在力を読み違えてはならない・・・と、言う教訓なのだろう。

北朝鮮のmissileが、アメリカ西海岸までの射程距離を確保した旨、newsが伝えている。喜ぶべきか、否か・・・他国のことだからどうでもいいのだが、私には、北朝鮮内の「好戦派」が力を得て来ると、北朝鮮にとっては非常に危険だな・・・日本の二の舞をするのかな・・・そして、アメリカが、密かに、missileの飛んでくる日を待っているのではないか。どうせ地域的に言っても、Anglo−Saxonの比率は小さい、アジア、ラテン系の多い所であるし、北朝鮮の亡命者も多く住んでいる地域なのだろうから、格好の大掃除が出来ると、喜んでいるのかも知れない。シリコンバレーにしても、貴重な財産は、個々人の脳の中である・・・事前に逃げれば「財産」は守れる・・・破壊されるのは、その脳の排出した廃棄物に過ぎないのだから。

加えて、小さな被害・・・「核」が使われたにしても・・・を口実に、アメリカが北朝鮮に進駐することになれば、アメリカにとっては、一挙にアジアの情勢を変えることが出来る。ロシアに対しても、大きな睨みを効かせることが可能になる。「覇権国家」としての「影」が薄れている感があったが、一教に世界の大国、覇権国家に転じる事が可能になる・・・恐らく中国も、アメリカの前に平伏せざるを得ないだろう。PAX―アメリカーナの登場である。

アメリカが北朝鮮に進駐すれば、南北統一も近いだろう・・・東南アジアの諸国も喜ぶだろう。中国と言う「刃」の抑止になるのだから・・・ロシアもまた、可能性のない「南進」の悪夢から離れることが出来る・・・三方両得、日本が加われば「四方四得」となるのではないか・・・北朝鮮に、missile発射を促すのも、一つの政策の選択かも知れない・・・。