亭主 元気で 留守が良い・・・・

「首長元気で留守がいい・・・」;大阪市民の本音かもしれない。留守なら、市政に関して全国の人々から後ろ指をさされる様なことも惹起しないだろう・・・ただただ、有名人・市長でいてくれれば、それでいいのだ・・・市長が代わったからといって、劇的に日々の生活が変わる分けではないし、犯罪が減るのでも増えるのでもない。段平を振りまわして「名を馳せる材料」も無くなって、国政選挙で退屈を紛らしているのだろう・・・橋下徹のことである。

石原慎太郎との折り合いも、週刊誌では、余り良くないらしい。Mediaでも、余り「台詞」も出て来なくなった。結局、題目だけのcampaignで、一段落・・・お次が良いようで・・・と、交代しようにも「顔」がない。「公務」をさぼっている事だけが目だってきたのだろう。ドイツやフランスの様に、地方の首長と大統領・首相の兼職が許されている国ならともかく、地方自治体と国家との間に、大きな格差を前提としてる国で、余りにも、国政に出過ぎる地方・首長は、百害あって一利がないのではないか。つまり、己が己に陳情する様な、滑稽な図になりはしないかと言うことである。

地方自治と国家のbalance・・・地方自治の規模に依るunbalanceは、可能な限り平等に近いものであるべきだと思う。このunbalanceは、国家の財の配分に大きな不平等をもたらし、地方の衰退を加速すること以外に何の効果もないのだから。その意味で、大きな自治体が、「我」を通す・・・石原慎太郎が、国政への悪口雑言を重ねながらも、その「ego」の具体的な発動だけは抑制していたことは、橋下徹との比較では称賛してもよい・・・但し、今回、橋下徹を「影武者」にして、己の「ego」を無理押し使用とする魂胆は、明らかに見えるが・・・

しかも、多くの自治体が、地方交付金で、その自治体の台所を賄っている・・・その必要がないからと、大きな顔ができるのも、人口と言う武器で、国家から特別な資格・地位を与えられているからであろう。大阪市民グループ・「見張り番」が、給与返還を求めるのも、無ベなるかな・・・監査請求は当然であろう。大阪市民が、橋下徹の魔術に酔わされている様では、brakeは掛かるまいが、国政に出れば、また様相も変わる。「維新の会」が、橋下徹の前では発言出来ない様相を見せている「様」も見え隠れする・・・

全ては総選挙の後だろうが・・・「維新の会」と「未来の党」との確執が、私には期待である。重戦車級の石原慎太郎・・・橋下徹ジープの様なものだろう・・・薄板張りの軽戦車の嘉田由紀子。勝負は見えている様だが、楽しみではある。