詐欺の稼ぎが、学生を救う・・・

オレオレ詐欺の稼ぎ・・・振り込先に使われた預金通帳の残金・・・が、学生の「奨学資金」の貸し出しに使われると言うnews・・・償還は30年、そして無利子・・・オレオレ詐欺が、孫の犯罪ではないかと疑う私にとっては朗報である。

高齢者の預貯金が、1,500兆円だとか・・・戦後の高度成長期を含めて、身を粉にして働き、汗してためた「お金」であることを疑うものではない。また、才覚で貯めたお金であれ、勤勉に貯めた「お金」であれ・・・その「お金」が、国債の購入などに充てられていえうのだとしたら、あるいは、この国の経済を狂わせている元凶なのかも知れないと、私は思う。

しかも、長命化により、90歳から70歳へ遺産相続・・・それが、20年後に繰り返される。そして、国債残高が肥って行く・・・それはそれでいいのだが、それを政争の具にするのは、愚かなことではないかと、私は思うのだが、貧乏人は、国債残高だけを機にして騒ぐ・・・私は、適当な所で、denominationなり、あるいはdefaultなりして、全てを清算してしまえばいいのに・・・と、日頃から思っていたし、無用な預貯金を、強制的に引き出して流通させているのが、オレオレ詐欺だと、考える様になっているこの頃である。貧しい学生の「奨学資金」に利用されるのは、本当の喜ばしい。

“どぶ”の悪臭のする様な「カネ」である、詐欺と言う犯罪は、好ましいものではない・・・しかし、流通させる効果はあった・・・その残金が、美しい「カネ」に変身して、子供達を助ける・・・善きかな、善きかな・・・ではないか。

しかし、その通帳残高が「48億円」とは凄い・・・詐欺師が使ったのは幾らだったのだろうか・・・先日は、銀行員の阻止の注意を振り切って4,000万円を取られた高齢者がいたが、そんな事が可能な老人だと、どんな方法で目星を付けるのか・・・私は、詐欺に会う高齢者の身内の芝居だとしか持得ない・・・。でも、「浄財」になるのは嬉しい・・・。