ノロウイルスとは何ぞや・・・・

一つの病院で、数人が罹患、そして死亡・・・酷いものだな・・・と、思うが、newsの続報では、それ以上に詳しい経緯、情報を得ることは難しい。ただ報じるだけで、その情報が人助けになるなどとは、mediaに考える責任はないのだろうから・・・いや、より大きな被害が出れば、大きなnewsになるし、政府や自治体を責める道具にもなる。記事を書いていて・・・次々に犠牲者が出て・・・その微力さに己を責めるばどは、journalistには無縁の倫理なのであろう。

昨日も、switch onした時に、現れたTVの画面に、サンマと田原総一郎の姿があった・・・その中で、「俺は、総理大臣を3人、辞職に追い込んだ・・・」と自慢していた。Journalistとは、こんな愚劣な事を自慢するものなのかと、改めて思ったものだが・・・私の軽蔑する評論家だから、特別に批判する気持ちもない。

思ったことは、「ノロウイルス」の様な人間が存在するのだと言う事・・・彼が言う、3人の総理大臣が誰かは、耳にしただけで記憶はないが、最後の一人が「橋本竜太郎」だった。せめて、当時の政治情勢、経済情勢が、大凡どんなもので、それが、今日に、どんな影響を及ぼしている程度のことは、喋っても良かったのではないか・・・と、思っただけである。

憶測で言ってはならないのだろうが、半ば集団感染的に広がり、患者が重症化したことが伺える記事だったので・・・「やはり厨房かな・・・」と、思っただけだが、外食の危うさも思ったものである。刺身、寿司等は、「酢」で殺菌していると言う安心を過度に信じると危ない・・・。Influenzaの様に、集団でvaccineを摂取する様な手段を講じないから、亜種もそんなに沢山は現れないのだろうが、その分だけ、世間の関心から遠くなる。外食をするなら、一先ず、「熱」の通ったものを・・・と、私は思う。勿論、「命」を掛けて食する分には、「蓼食う虫も好き好き」の類であろうが・・・。

ノロウイルス・・・存外に、人間の傲慢に便乗して侵入し、命を奪って、自らも消えていく病原菌でもあるのだろう。歴史学者・W・H・マクニールに依れば、人口がまばらだと、病原菌は、広がる力を発揮し得ないのだそうである。蒙古高原には、ペスト菌を持った鼠が、草原の穴の中に沢山潜んでいるのだが、人間がまばらにしか住んでいないので、蔓延しないのだそうである。「群れる」ことの怖さでもあるのだろ。