mediaの内閣人事評・・・・

安部新内閣の骨格、細部が見え始めている。今日中に、組閣が完了するのではないか・・・現在の所は、そのspeed感を評価したい。二度目、三度目の役員、入閣もあるので、昔を回顧しているのだが、旨くは思い出せない。そこを、mediaの取材が、多少なりとも見せてくると云いのだが、相も変わらず「仲良し内閣・・・」等の、stereotypeの記事が踊る。

政党は、Team playが信条である。一人の実力者に牛耳られれば、それは独裁であり、政治の及ぶ範囲、分野が偏るのは避け難い。また、「カネ」に塗れたleaderでは、政策の前の、「カネ」の動きが騒がれるだけである。今、「日本未来の党」が、小沢一郎の扱いに躊躇しているのも、基本的には「カネ」で、この党を汚したくないと言う嘉田知事の一心でもあるだろう。彼をleaderに要職につければ、数億のカネは右から左へ動くのなだろうが、もうそんな時代ではない・・・。

組閣が終われば、またぞろ週刊誌が、些細な「傷」を見つけて、針小棒大な記事を書き、新聞広告に大きく宣伝するのだろう。買ってみれば、殆ど読むに値しない記事なのだが・・・こんな記事ばかりを書いているから、まともな記事が書けなくなるのだろう。

少なくとも、前職のある大臣候補については、その実績を、きちんと記事にすべきだろう。読者は、それを目線に据えて、明日からの国会活動を見つめ、その発言に耳を澄ますことになるのだから・・・。
「麻生さん」については、漢字の読み違いが、幾つか連発るだろうが、国民の方も、多少は馴れてしまっているので、左程、問題にはなるまい・・・mediaは騒ぐだろうが・・・私は、彼の英語力を買いたいと思う。

私の知識の範囲では、「我田引水」的な政治姿勢を露骨に見せる人材は、今の所、入閣・役員の候補には見当たらない。一時、凋落した自民党であっても、切るべきものを切れば、人材は揃っていると言うことだろう。そして、今回人事には、「世襲」への厳しい目が、それなりの、世襲らしい安心感を見せてくれる人材が、list upされれているのでは・・・と、甘すぎるとの批判もあろうが、私の現時点での評価である。

今からでも遅くはない。Media、mass communicationに、きちんとした記事を書き、きちんと解説する姿勢を、今の間に整えていて欲しいものである。すくなくとも私は、タブロイドの様な全国紙、地方紙は望まない。Journalism、journalistの矜持を大切にして欲しい・・・。