ネット・ブログ解禁と選挙・・・是非・実現して欲しい!

安部総理が、参議院議員選挙の前に、「選挙運動」にネットを解禁するらしい・・・報道には、その熱心さを思わせる談話等が紹介されている。恐らく、ブログの世界が一変するのではないだろうか。政治家のブログが、文言だけが難しくて、内容は無味乾燥・・・何を伝えようとしているのか、単なる、己の日常を羅列しているだけ、足下の「小石」の一つにも世界は関連しているはず、一粒の小石を論じることが、時に、日本を論じ、世界を論じることになることに・・・無頓着の極みである。

実現までの紆余曲折を考えると、「間に合うのかな・・・」との危惧もあるが、私は、是非間に合わせていただきたいと念ずるものである。恐らく、私のブログにcommentを寄せて下さる方の、政治を論じる姿勢も激しいものになるだろうが、問題の存在を、明確に浮かびあがらせるだろうし・・・生な評論家、学識者よりも、問題の神髄を突くものになるだろう・・・楽しみなことである。特に、嬰児の鳴き声の様に、常に同じphraseを繰り返す政治家の言葉等、姿を消すのではないか・・・所謂、「弱肉強食」の果てに、餌にもならない「弱肉」であり、「強食」の対象にもならずに、路傍に打ち捨てられるのだろう・・・と、想像する。
そんな、stereotypeをネットが、ブログが、どの様に批判し、抹殺して行くか・・・楽しみの一つである。

安部総理の「もうひとつの狙い」・・・それは、外国、とりわけ中国のネット社会との接触だろう。詳しい実情を知る由もなので、想像の範囲なのだが・・・中国では、ネットが厳しく管理されている。しかし、ネットから発せられる情報は、その監視の目を潜りぬけるのは比較的容易なのではないか? そして、それが、日本の選挙・ブログの存在に関与する様になれば、中国のブロガーに、「自由の醍醐味」を体験させることになる。中には、中国の国益に叶っても、日本の国益を害するものもあるだろう。しかし、それさえも許す日本のネット社会の「自由」を知れば、中国国内への影響も大きなものがあるだろうと、私は想像する。

また、安部総理、もしくはその周辺のブロガーが、相手のmail、ブログに応答する形で、東アジアの、あるいは、東南アジアを含めた現状をについて発信することも可能になる。中国の、あるいは北朝鮮のネット管理は崩壊し、社会も変革への速度を速めるのではないだろうか・・・体制側を喜ばせる「定性的な主張」をするブログに「返信・反論」するブログまでを、体制側で阻止することが出来るのか・・・私は無理だろう・・・・体制をを喜ばすブログ・mailが、その返信で、その体制に打撃を与える・・・楽しきかな・・・と、私は思うのだが・・・。

ニックネーム等に厳しい規制を掛けてはならないと、私は考えるが、選挙用に、ニックネームを識別可能にする工夫は、工夫の余地があるかも知れない。政党側・立候補側からの応答を容易にするために・・・何しろ、短い選挙期間、あるいは、投票行動までに、一票に語り掛ける必要がある、対話をする必要がある・・・恐らく、立候補の側では、そのoperatorの確保が問題であるだろう。受けるだけのブログは、直ぐに嫌われる・・・さればとて、ブログに応答し、時に反論するには、それなりの見識を必要とする。しかも、対峙している当人以外にも、覗かれるブログである・・・考えれば、考えるほど、面白い・・・安部さんの最大の公約であって欲しい!