「文明」と「文化」と・・・教養と・・・

韓国、中国の電気製品に押されて、日本メーカーの苦戦がかまびすしい・・・しかし、裏情報では、実は、その家電部門(韓国)では「赤字」なのだとも聞く。また、日本製電気製品に興味を示さない友人から頼まれてdubbingしたDVDを送ってあげると、「再生できない・・・!」と、怒りの連絡が入る・・・高価な「RAM」を使っているのに・・・DVDを節約して、一枚のDVDに2時間を超える録画をすると旨くいかないのかな・・・とも思う。国産makerの製品を使っている友人からは、そんな電話はないのだが・・・頻度が少ないので、正確な情報か、否か・・・確信はない。

しかし、そんな下らないことを論じようというのではない・・・安物買いに付き合う趣味はない。

今、アメリカ(だったと思うが)、世界のメーカーがこぞって、電気製品のdemoがおこなわれていて、TV部門では「4K」TVが喧伝されていると言う・・・TVのnewsでは。価格競争に加えて、製品の性能競争は過酷だな・・・とも思うが、闘わずにはいられない事情もあるのだろう。

少なくとも、「安値」を競って良いことはない。高価でも、多少値が張っても、「良いもの」を買う人間の資質が、巡り巡って、消費者の特になり、徳を育てる環境を作るのだと私は思う。勿論、技術の進歩が、全体の価格を下げる効果を否定するものではないが・・・その効果を、販売価格競争だけに利用するのは、makerにとっては墓穴を掘るに等しい。
その点で、私の周りの「家電」販売は、大きな失点を日々重ねているのだろう・・・私の目にはそう見える。・・・販売不振は、serviceを端折って得た、一時的な利益に惑わされているのである。また、高齢者にも、若い人にも等しく備わる、人品の卑しさ・・・街の電気屋さんの減少になり、その被害が、高齢者にしわ寄せされている現実があるが・・・それを促進するのが、大手家電スーパーである。細かいserviceはする気もないのに、高齢者に甘言を弄して売りつける・・・そして、故障、不具合は、「makerに電話しろ!」とにべもない。そして、「電子音」の電話に、高齢者は、TVの復活を諦める・・・客の顔を見ない商売に、そんなことは無関心・・・「安物」しか売れない「市場」を作りだしているのである。

現に、今使っているPCも、漢字の変換が多いに気に入らないのだが、販売店では、にべもなくserviceを拒否する。近くに新しく出来た大型スーパーに出店している売り場で、その話をしても、売り場の店員には何の反応もない。もう5年を超えて使っているので、買い替えたい(77歳なので、最後の買い替えになるのだが・・・)、もう一点、新しい大型電化スーパーが開店する噂がしきり・・・それを待っている。

4K・TV・・・そのdemonstrationを見る限り素晴らしいものである・・・何でも「解像度」が、従来の者数百倍とか・・・価格も高価なのだろう。恐らく、若干の若い年代には売れても、高齢者、あるいは中年以上にはうれないだろう・・・何故?・・・4K・TVで、サンマの顔を観る必要があるのか・・・無気力な高齢者でも、そこまで馬鹿ではない。
TVの前で世界を識る楽しみは大きい・・・感激したプログラムをDVDで交換するのも楽しいだろうし、Internetに乗せて交換するのも楽しいだろう。しかし、”サンマ”や、“みのもんた、・・・その他のお馬鹿さんtalentの馬鹿芸、阿呆な話を聞くには贅沢だろう。

若者の「クルマ離れ」を嘆く販売人に、私の友人は言ったものだ・・・若者の文化(教養化)を作らずに、クルマが売れるはずもなかろう・・・と。若者の趣味は広い・・・一人一人は狭くとも、多様性があるから若者なのだ・・・そして、前世代の夢が現実になるのが若者の世界・時代なのだ・・・と。販売員自身が若者らしくない(若者足りない)若者でありながら、若者の「クルマ離れ」を嘆く阿呆らしさ・・・TVのcontentsの低劣化に繋がるものであり、TVだけが高級化しても、それを買う、高級化した人間の存在がない・・・販売不振の現実なのだ・・・その事に気が付かないとしたら、さっさと工場を閉鎖すべきだろう・・・職にあぶれたのではなく、自身が、人間の品性と資質を失っただけのことなのであろうから・・・。