体育系の日常的な公認・暴力にダメ!

今回の女子柔道の告発・・・勇気のいることだったと思うが、日本スポーツ界の「金メダル」だと、私は思う。
桑田真澄の一文を読むと、やはり中学校が激しかった様だ・・・スポーツ入学の広がりが、中学・部活の暴力化を促進するかも知れない・・・そんなことを巷の話題にしたこともあったが、中学校生では、その恐怖の環境から抜け出すことも、あるいは、当人・家族の決断次第では可能性が高くて、余り話題として・・・ニュースとして、クローズアップされないのかも知れない・・・希望の進学を諦めても、新しく決心した進路で、それなりの人生を送っているということで・・・それが、高校では、進路選択の幅が狭くなり、自殺等の絶望行為を惹起ししまうのだろう・・・と、私は想像する。

桑田真澄・・・今、購読紙で、アスリートの談話が断続的に掲載されているので、纏めてコメントしたいと思うが・・・が、中学校ではめちゃくちゃ殴られた、しかし、高校(PL学園)では全く殴られなかった。そして、成長したのはこの時期だった・・・と、今は思っている。旨の談話が、今朝のTBS・TVにも出ていた。
実は、彼を指導した監督・中村順二は、彼の小学校時代、義母が可愛がっていた子供だった。何回忌かの法事の時に、駆け付けてくれて、座談で、清原、桑田の話を聞いたことがある。指導の不要な逸材だった・・・と言う事で、既に天才の域を超えていたのだろう・・・そして、ウイキペディアの「中村順二」評は・・・
「選手育成に関しては、無理に型にはめることはせず、合理的な体の使い方を教えたり、野球人としての心構えを教えたりすることで高校卒業後も野球選手としてレベルアップしていくことを主眼に置いた指導をする。」・・・とある。

この中村順二と、元。近鉄オリックス監督の仰木彬が、今、生活保護不正受給のニュースで湧く、中間町立(当時)・中間小学校の卒業生なのである。義母は、中村順二の、PL学園・中学部への進学を懸念していたそうだが、彼の野球を評価する方の強い勧めがあったと言う。片や、仰木彬は、小学校の一級上級・・・私が4年生を重複したために・・・そかし、その頃から、小学校の校庭では野球をしていなかった。遠賀川を挟んだ西側の中間中学校でプレーをしていたらしい。二人は、中間の生んだ逸材なのである・・・余談。

暴力教師は、「熱血教師」と呼ばれる・・・「金八先生」がTVのヒットしたのも、日本の教師像を変える契機ではあったと思うのだが・・・実体は、殆ど影響を与えなかったのではないか。要するに、日本の教師は、そのクラスと関係なく「世間知らず」をもって、モットーとしているのではないか。

予備校の評価が、存外に良いのも、予備校に通ったことで、己の人生を立て直した子供が多いことは、学卒として入社して来た後輩(入社年次で)からは、よく耳にすることだった。大学も予備校も知らない私でも、同じ事を学んだ体験を聴くに及んで、予備校が、「詰め込み・・・一般にはそう評されるが」の前の、教師と生徒との「間柄」が学校とは「月とスッポン」だと異口同音に語られる。傍で聞いていて、「最初から予備校に行けば・・・」と、思ってしまうのだが、制度上、許されないのだとか・・・「落ちこぼれ・・・」と判断・評価されれば、可能かもしれないな・・・とは、自嘲的な話だった。

なににつけても、この国の教育は暴力が好きである。ただ、スポーツを除けば、落ちこぼれは落ちこぼれなりの自覚があるから、教師が相手にしないだけ・・・アスリートを目指す子供には、親への責任が負わされているから「暴力」が発生する・・・と、言えなくもない。今回事件が、オリムピック招致失敗の原因と評されれば、その時に、教育会全般の問題として議論されるのだろう。
競技の終わった選手がビンタを喰らうのを、傍で目撃したイタリアの選手がIOCに知らせた・・・IOCは、即座にコーチのIDを剥奪した・・・世界は厳しいのである。日本の教師よ・・・こころせよ!