コーチの体罰問題・・・今日のひるおび

今日の“ひるおび”・・・昨日に続いて「為末大」氏の登場・・・優しい表情で、優しい言葉で、分かりやすく、自分の言葉で話す姿勢が好ましい。先日は、砲丸投げの「室伏」氏だったが、これも、優しかった・・・室伏氏の場合は、一時の強面の印象があったのだが、こんな人も、コーチになれば、鬼の暴力コーチになるのかな・・・という、私の先入観を払拭するに十分だった。

今日の“ひるおび”・・・恵みの相も変わらない不味い司会にいらいらしながら、時々、面白くもない話の展開に居眠りしながら視聴していたのだが・・・番組の内容とは全く別に、マスコミ、メディアに問題はないのかと・・・ゲストが遠慮しているのか、「恵」程度の人物を相手に論ずることの無駄を思っているのか、全く話題にならなかった。

外国生活の長い方の話を聴くと、オリムピックのメダルの数が、これ程、マスコミに登場する国は珍しいのだと・・・韓国に「輪」を凌いで多いのだと・・・目にする紙面の印象もあるのだろうが、日本の場合は、常に「一面」、しかもトップであることが多い。世界で何事が起こって居ても、如何に政治的問題が溢れていても、オリムピックが始まれば・・・あたかも、戦地の戦況を伝える如くに、「金」の数が報道される。一時は、「金」の数だったが、最近は、「金」の数では世界を凌げないと知ったのか、銀、銅を交えてのメダルの数になった。

しかも、早い段階から・・・新聞を読んでいる側は結構しらけているのに、新聞、TVだけが、はしゃぐ姿が、滑稽でもある。オリムピック、その他の大きな競技が始まると、新聞は二面を開くの常になっている自分に驚く。
これほど、マスコミ、メディアが煽れば、各競技のコーチも、興奮してしまって、選手の尻を叩きたくもなるだろう。技量の上がらない選手の尻を蹴飛ばしたくもなるだろう。しかし、全ての競技に「金」が取れる可能性があるかの様な報道であり、記事の内容である。「金」と報じた競技で、メダルなしだったら、来月の新聞大は無料にしろよ・・・と、言いたくもなる。

監督、コーチを興奮させるマスコミ、メディア・・・今回の“コーチ暴力”の根源に潜む病原菌ではないのか・・・昨今の報道では、マスコミ・無謬の神話が存続する限り、この「暴力」の根源を絶つことは難しいであろう。ことは魁より始めよ!・・・マスコミ、メディアの反省のことである。