中国・ミルク事情

香港に、嬰児用のミルク買出しに出掛ける。私も、同じ様なことをした記憶があるので、他人事ではない・・・と、聞いた。
私の場合>・・・子供の誕生の一年前だった、森永乳児用ミルクへのヒ素の混入が報じられていた。私の住み始めた頃の街は、まだまだ片田舎・・・ミルクを売っている店も少なく・・・近くには一軒だけ・・・そして、その店には「森永製品」だけ・・・従って、勤務地の北九州から、「雪印」を私が買ってくることにした。時に、麻雀に夢中になって、麻雀屋の近くの薬や閉まってしまい、傍の部下に、付近で開いている店を探させたり、極まった時は、ドアーを叩いて、店を開けて貰ったり・・・一先ずの苦労だった。

<香港>・・・中国製の幼児用ミルクに有害成分が混入していたニュースを聴いたのは随分以前だったと記憶するのだが、今日、まだ続いているらしい。恐らく「香港製・粉ミルク」は高価なのだろうと・・・中国製に比べて・・・思うが、可愛い幼児の為には背に腹は代えられない・・・そこで、商売が成立する・・・つまり、香港で大量に買い付けて、上海や北京で裁くのだろう。遂に、香港で「品不足」が惹起した・・・それが、昨今の事情の様だ・・・恐らく、香港での値上がりも生じているのだろうが・・・何よりも困るのは“品不足”。そこで、香港政庁は、一人当り2缶まで・・・と、買える数を制限した。日本でのトイレットペーパー、ティッシュペーパーの安売りの時の数が、一人当り2ヶ。
しかし、3人、5人の子供を引率してくる豪のものもいる。恐らく、香港でも同じではないか。微笑ましい光景が目に浮かぶ・・・。

どう治まりが付くのか・・・日本のスーパーが、その隙間を利用して、日本製のミルクを大量販売するのか・・・あるいは、数に制限を付けないであろう“日本”に大挙して押しかけるのか・・・しかい、韓国も黙っては見ていないだろう・・・もう一つの戦争が始まるのか・・・楽しみではある。