マイナンバー法案が、今国会に上程されるらしい・・・

但し、成立するか、否か・・・見通しは明確ではないと、ニュースは伝える。解散前に民主党が情手したが、解散で、法案は破棄された。今回の自民党案も、民主党案に僅かな修正を加えたものだと言うから、さっさと通してしまえばいいものを・・・やはり、亡国・左翼の反発、議会政治妨害勢力の左翼組合の抵抗を勘案して、慎重に勧めたいとの安部内閣の意志なのだろう。
*随分前に、名称は忘れたが、国民一人一人に「番号」を付与する法案が上程され、法案通過を見越して、その準備が進められていたと記憶するが、土井社会党だったろうか、国民的反対運動が展開されて、ポシャッたと記憶する。

その時は何故か「徴兵制度」の復活が議論されたと記憶する。私自身・・・老兵までが対象になるなら、徴兵の可能性はあるかな・・・そんな議論をカウンターに盃を傾けながら、夜な夜なしたことを思い出す。その時の私の主張は・・・・
戦争は、相手国を占領して完了するものだから、若者の力は不可欠だろうが、その過程では、今で言う「IT戦争」だろうから、ミサイルを飛ばしたり、遠隔操作の戦闘機を飛ばしたり・・・老兵の役割は大きいだろう・・・等と、快気炎を挙げたものだった。傍に、若者も大勢いたのだが、特段の反発も食わなかった・・・が、逆に、戦争体験者からは、「口が軽すぎる・・・」と、窘められた。

国民・マイナンバー・・・これがあれば、年金の問題も生じなかったであろうし、今日の「生活保護・不正受給」も、可なりのところ防げたはずである。
今回は、民主党政権時代の法案を踏襲すれば、容易に成立しそうだが、現・民主党が全面的に三世するか、否か・・・安部政権の「憲法改正」、自衛隊の「国防軍化」等に繋がりかねないことも懸念されるとなると、民主党が変節する可能性もある。恐らく、参議院の左翼的民主党は「反対」に回るのではないか・・・今国会の成立は困難・・・とも予想する。つまり、参議院議員選挙待ちと言う事。

しかし、「生活保護・不正受給」のインパクトの感情が残っている間に・・・との思いも、多くの両親的な国民には支持されるだろう。暗がりの中に我が身を隠したい、過激な個人情報尊重主義者も、良識的な国民・市民の顰蹙を買う風潮も芽生えているとの風評もある。

我々は、他人の「脳」の中に生きている・・・つまり、殺人者の標的になることも、その魔手から遁れることも、その「脳」の使い方である。「こころ」を、我がものと思えば、過剰な個人情報主義も金科玉条のものとなる。しかし、「こころ」とはたゆとうものである。少なくとも、半分は他人と共有しなかれば、同居しなければ、「こころ」は機能しない。故に仏教の唯識派は、「阿頼耶識」、「未那識」を合わせて「心」とする。

マイナンバーシステムは、その「未那識」、「阿頼耶識」を、しっかり自覚することを社会の有りようの条件とすることであろう・・・私は、その様に理解するのだが・・・